『刀剣乱舞』主はのんびり主義『第二期』 (ページ10)

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『まずは着替えないとね、そのドクロマークの付いてる
　わけわかんない革ジャン脱いで』

「はぁ？かっこいいだろうが！」

『政府から支給されてる服に着替えて、広間で待ってるから』

ったく、何でいちいち指図されるんだ

タメだと余計腹立つな

何で上から目線なんだよ

「広間ってどこだくそ」

着替えたはいいが、広場がわかんねぇよ

片っぱしから部屋を開けてもいいが

ちんちくりん審神者に怒られるのも御免だ

「どこだーちんちくりん！」

『その恰好でちんちくりんって言われても説得力ないから！
　服に着られてるじゃないの！』

スパーンと扉が開いた

めっちゃ近かった

『皆、見習いの子だよ
　初期刀は立って』

「はいはーい」

「仕方がない」

「おんしゃ、見習い！？」

二振り極まってるじゃねぇか

片方は髪の毛長くて女々しそうだし

片方わんこみてぇだな

「加州清光、可愛くしているから、大事にしてね」

「歌仙兼定、和歌も茶道も目利きも得意さ
　文系名乗る以上当然だろう？」

「山姥切国広、綺麗とか……言うな」

「蜂須賀虎徹、俺達虎徹の兄弟と名乗り出る不届き者が多くてね
　困ってしまうよ」

「そんでわしゃ陸奥守吉行じゃ！せっかくこがな所に来たがやき
　世界を掴むぜよ！」

すごい、にっこり笑ってくる極まってるヤツらと

めっちゃ嫌な顔してこっち見てくるヤツがいる

……気にくわねぇ

『で、見習い君には大太刀と一緒に行動してもらいます
　部屋もそっちに移動させるからね』

「は！？普通は初期刀と一緒に行動するんじゃねぇのかよ！」

「貴様！主になんて口を、敬え！」

「落ち着きなよ長谷部君」

『理由はキミの面倒を見れそうだから』

「はぁ！？テメェこのちんちくりん！」

上から目線だし、どれだけ俺のことナメてるんだこのちんちくりん！

「ほら、やっぱり誰から見てもちんちくりんじゃねぇか」

『不動君うるさい』

「へっ、刀にもナメられてやんの！ばーか！」

「不動！見習い！貴様ら今ここでへし切る！」

そんなことがあり

俺は大太刀と一緒に行動することになった

「主に仇成す者は、私が敵になると思ってください
　見習いさん」

「主にあれだけ喧嘩売っちゃだめだよー？見習い君！」

「一週間ほど、よろしく頼むよ」