『刀剣乱舞』主はのんびり主義『第二期』 (ページ4)

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『えー……今回の、連隊戦は辞退します』

どうしてだいご主人、僕には分からないよ

まだ新人ならぬ新刀だからね

「どうしてなのか教えてくれ」

『マジまんば君や、刀が修行に行くとどうなるか知ってる？』

「キミの財布から金が消える」

『それは今回だけだよ！』

机を叩いて返事を返していたよ

僕も叩かれたいとか決して思ってないからね

ツッコミっていうんだけど凄くイイ感じがするね！

『えー……ステータス的な問題が生じているので
　戦力がまるで足りてないからです！』

「あー……確かに、まだチカラを出しきれてない感じもあるかな」

「俺はそんなことないけどね」

『清光のときは運がよかったんだよ？』

「疑問形ですよ主さん」

うーむ、どうやら極まった刀はれべるをあげるのにすごく時間がかかるらしい

そのため今回の特別任務、連隊戦は辞退する

そして次回や次々回の特別任務も辞退する可能性があるってことらしい

「俺はそれに反対だ、大包平を迎えに行くべきだ」

『んー……の言うことも分かるけどさ
　難易度が四つある内の一番難しいやつなのよね
　んでもって一軍の戦力でも足りないの、そもそも辿りつけないの』

「どうしてだ」

『短刀が極まっていないと難しい任務なの
　お小夜と博多君だけじゃギリギリもいいところ
　打刀が極まってても今のままじゃ無理だから
　見送ることが一番いいと思うの』

僕たち打刀と違い、短刀は極まると

夜戦がとっても強くなる

まぁ元から強いみたいだけどね

「だが大包平は寂しがっているかもしれない
　アイツはああ見えて、寂しがり屋でいじっぱりで、馬鹿なんだ」

『大包平が欲しいのはわかる、でもそんなこと言ったら
　ソハヤだってオデンだって欲しい』

「オデンって誰ですか？」

「大典太光世のことか、主？」

『うん、そうだね
　前田君』

「はい」

『大典太さん、来てほしいよね？』

「……そうですね、欲を言えばお会いしたいです」

僕の隣に座っている前田君が少し小さな声で返事をした

僕が会いたい刀はもういるから、何とも思えないけど

やっぱり知り合いがいると会いたいんだね

離れてる時は寂しいもんね！

『じゃあ鶯丸は、仲間がどうなってもいいってこと？』

「……そこまでは言ってないだろう」

『そういうことだと捉えかねないよ』