『刀剣乱舞』主はのんびり主義『第二期』 (ページ16)

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『映画公開記念で八振り貰えるって！
　まぁぶっちゃけ日本号しか興味ないけど！』

「やっとさんめいそうがそろうんですね」

「がはは！これもまた何かの縁、歓迎しようぞ！」

「ついでに俺は政府に帰る日だな」

『最後だから日本号の実装させてあげるよ』

刀の実装

魂を宿らせるということだが、このちんちくりんは俺にさせるって

俺の霊力じゃ足りるのかどうか分からないが

……やってみたい

「そこまで言うなら任せろ！」

『はーい、配布持ってきて』

近侍の加州が八振りの内の一振りを持ってきた

一番長くてキラキラしている

『頑張ってみてね、霊力を注ぐように慎重に優しくね』

「おう」

紙の上に槍を置いて

静かに触れて霊力を注いでみる

本当は試験やら免許やらいるんだが

その本丸の主が許可すれば特別に行える作業だ

『左右に平等に、そう
　上手だよ』

耳に入る言葉が心地よく

右手と左手の力が平らになって

エネルギーの凝縮からの弾ける感覚が伝わってきた

「日の本一の槍こと、日本号
　只今推参……あんた、俺が来るまで何杯飲んだんだ？」

桜が舞った空間に一人の男が、一振りの神が俺の目の前に立っていた

名前は日本号

三名槍の内の一振り

『初めまして、ようこそ私の本丸へ』

「次の主は嬢ちゃんか？えらく小さいんだな」

『小さくないんだけど！』

俺の初めて顕現させた刀は大きくて立派で

カッコイイヤツだった

『日本号を顕現させたのはこの子ね
　主になるための修行中の子、今日で帰っちゃうから一緒にいてあげて』

「初めての任務が子守りだなんて初めてだぞ」

「俺は子供じゃない！」