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席に着くと真っ先に
「迷わなかった?大丈夫? 」
と優しく健永くんが聞いてくれた。
「うん、北山さんがちゃんと教えてくれたから」
「きたみつ手出てないよなぁ?」
酔っ払った二階堂さんが北山さんにだる絡みをしている。
「男同士できもちわりいな」
と呟く玉森さん。
「いや、人のこと言えないでしょ…」
とぼそっと呟くと
急に隣の健永くんが笑いだした。
「え?どうしたの笑」
「おい玉森、お前も宮田とそんなことやあんなことしてるんだろ」
と茶化した
「は、お前なにいってんだよ!! 」
安定に宮田さんは
「俺はいつでも大歓迎だよ」
と言うので普段からこんなやり取りをしているのか…と。
「それはお前ら2人でやれよ!!
あんなことやこんなことは!」
と、玉森さんがやけにくそ気味に言った。
その場の雰囲気が凍りついた。
玉森さんはやべって顔をしていた。
北山さんの顔が歪んでいる。
どうしようと焦っていると、真面目な表情で健永くんがグイッと私の手を引っ張って
「じゃあ、そういうことしてくるわ。先帰る」
と私の手を引き連れてお店を出ていった。
めちゃくちゃパニック。
え…?
そのままずんずんと歩いていく健永くんにひたすらついて行く。
「健永くん待って……」
裏に止めてあった車にそのまま手を引っ張られる。
「撮られたら終わりだよ!!」
と叫ぶも聞こえないふり。
酒は飲んでいなかったから酔っ払っては居ないはずなのに。
「ねぇ健永くん、さっきの言葉どういうこ」
私の言葉は発せずに健永くんの唇で消えていった。
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GUMI(プロフ) - yokonana(nanaco)さん» ありがとうございます!!こちらも更新できていないので頑張ります……( ; ; (2019年3月18日 21時) (レス) id: 7843fd7077 (このIDを非表示/違反報告)
yokonana(nanaco)(プロフ) - こんにちは、初めまして(о´∀`о)Kis-My-Ft2と東大王、両方とも好きなので そうゆう方を見つけてびっくりしております(笑)これからも更新頑張ってください(*´∀`)♪ (2019年2月26日 11時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
GUMI(プロフ) - りっちゃんさん» わざわざありがとうございます!なるべく早く更新できるように頑張ります!面白い作品を頑張って作りますね!! (2018年9月24日 20時) (レス) id: 7843fd7077 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - いつも楽しみに見ています!更新は大変だと思いますが、GUMIさんのペースで頑張ってください^^続き待ってますね♪ (2018年9月24日 10時) (レス) id: 3d813ce68a (このIDを非表示/違反報告)
GUMI(プロフ) - 園川 桃乃さん» わざわざありがとうございます!楽しみにしていただいてるなんて泣…本当に嬉しいです!ご期待に添えるよう頑張ります! (2018年8月16日 23時) (レス) id: 7843fd7077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GUMI | 作成日時:2018年7月15日 22時