絶 賛 ど ろ ぬ ま 関 係

恋人 ページ10

--




屯所に着けば懲りずにミントンしてる山崎さん

頭を下げれば、ははっ。とはにかんでくれた…… 可愛い







「 朝ご飯食べてけば？ 」




「 うん、そうする 」









買い物袋を抱えて小走りで中に入って行く小春を横目に私も屯所に入った









「 あ、総悟 」




「 なんでィ来てんなら一言かけろって言ってんだろ 」




「 今かけたじゃん…… いたっ 」









挨拶代わりにゲンコツなんて総悟らしい

痛いからやめて欲しいけど









「 あれ？今なに隠したの？なになに？ 」




「 なんでもねェよ 」









怪しい。絶対後ろになんか隠した

なに？なんだろう









「 お、総悟(人1)ちゃんに渡したか！？ 」




「 おはようございます近藤さん 」









ナイスタイミングの近藤さん

で、総悟は何を隠したんだろ









「 ちっ、近藤さんがどーしてもって言うんで貰ったんでィ 」









ほれ。と出したのは









「 チケット？ 」



「 テメェなんかと行きたかねぇけど 」




「 総悟ォオ！！？ 」









遊園地のチケット。





………… 4人分？









「 あの、なんで4枚あるんですか？ 」




「 いや、(人1)ちゃん小春ちゃんと仲いいだろ？あとトシにも休みで行って欲しいなあ、なんてな！ 」









大きな声で笑いながら歩き去った近藤さん優し過ぎる









「 楽しみだね総悟 」




「 んまァ、一緒に行ってくださいご主人様って言うなら行ってやらァ 」









ニヤッとドS特有の笑みを漏らしながら……

私の前ではこんな笑顔ばっかり。捻り潰してやろうか









「 １人で逝ってくださいご愁傷様 」




「 おいこら 」

突進→←虚偽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す