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暗涙 ページ41

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「 ――――いっ、 」









誰かに横腹を蹴られ目が覚めた

蹴った奴を見ようと、隣を向けば









「 ん〜 」









のんきに寝てる(人1)

こんな状況なのに、なんの夢を見てるのか幸せそうで腹が立つ









「 起きなさいよっ 」




「 いだァっ! 」









腹立ちまぎれに自由の効かない体を動かし寝てる体を蹴り飛ばせば

キョロキョロと部屋を見回し始めた









「 え……ここどこ? 」









手足を縛られ拘束されてる私達

話が違う……









「 どういうこと 」




「 ……知らない 」









私だって混乱してるんだ

この女……(人1)を総悟から離すために手を組んだ鬼兵隊


真選組の情報と引き換えに私の言うことをなんでも聞いてくれていた

もちろん真選組の情報は後払いなんて言って1度も渡してない、渡すつもりも無い



今回だって(人1)をさらって、場所まで作ってくれ――――









「 騙され……た? 」




「 え?騙されたって? 」









まさか高杉は私が真選組の情報を渡すつもりがないと知っていて……









「 気が付いたようだなァ 」









壁にもたれかかって、不気味に喉を鳴らす男









「 てめぇらのイザコザなんざ興味ねぇ、はなっから真選組の弱味……テメェらを捕まえるのが目的だ 」









騙された




(人1)に何かをする度に、私は高杉の罠にハマって……









「 嘘だ 」









静かに部屋を出ていった高杉

視界が歪む









「 私は、ただ総悟がっ、好きで、一緒に居たかった……だけなのにッ 」









こんな目に遭うのは(人1)だけでよかったのにっ……









「 ちょっと今失礼な事考えた? 」









冷たい床に落ちる涙は、どこに流れて行くわけでもなく

その場に小さな水溜りを作ってる


こんなことになるなら、江戸になんて来なければよかった

こんなことになるなら……









「 総悟に出会わなければよかったっ…… 」




「 何言ってんの―― 」

空涙→←二度



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- いい作品とは思えなかったです (2019年11月21日 15時) (レス) id: a4f36ff098 (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜きな粉丸(プロフ) - 気空さん» 嬉しいです、、ありがとうございます! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 1bb42ae813 (このIDを非表示/違反報告)
気空(プロフ) - 素敵ですね!! なんだかんだいい話でした!! (2016年5月28日 22時) (レス) id: f4d2ff8c45 (このIDを非表示/違反報告)
えっちゃん(プロフ) - ありがとうございます!! (2016年5月20日 20時) (レス) id: 2ecf1eb8be (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜きな粉丸(プロフ) - えっちゃんさん» ありがとうございます、わかりました!番外編で書かせてもらいます! (2016年5月20日 20時) (レス) id: 1bb42ae813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餡蜜きな粉丸 | 作成日時:2016年4月7日 16時

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