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. TH side
「俺、退院するまで我慢したよ」
「...?」
「...俺に隠してること、教えてよ」
ねぇテヒョナ、泣きそうな目で俺を見つめるジミナ。
最近何か言いたそうにしてたけどやっぱりこの事だったんだ。
ジミナは薄々気づき始めているのかもしれない。
...いや、ジミナだから無いかな。
テヒョナ聞いてる?ムッと俺の目を覗き込むジミナの頭をぽんぽんと撫でる。
「まぁ焦んないでよ。ジミナは頭が良いからすぐ気づくって」
「おい、もったいぶんなよー」
「ほんとほんと、」
やー!と言って俺に絡むジミナは、Aの事を抜きにすれば今までと変わりはないんだけど
やっぱり俺達メンバーにとってはそれがすごく気がかりで。
このままでもいいのかもって小さな希望があったにはあったけど、
ヒョン達はそれを許してくれないらしい。
お前が良くても俺達が嫌だ、とか。
「そういえば、明後日Aも呼んで退院パーティーしよってジョングガが」
「チキンが食べたいだけだろアイツ!」
「まぁ...でもアイツもいっぱい心配してたから、」
思えば二人が事故に遭ったあの日、
落ち着かなくて飛び出してでも二人に会いに行こうとした俺に大丈夫だと言ったのはジョングガだった。
正直色んなものに押し潰されそうで、結局翌日まで不安はあったけど。
ジョングガにも感謝しなきゃ。
「ねー枕元にあったチミーのクッションどこやったの?」
「あー...タタとポジションチェンジ中」
「は?」
てかタタ増えてない?チミー居ないし!そのジミナの声は適当に無視して、
俺も自分のベッドに寝転がった。
.
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ヒスイ(プロフ) - イヴさん» コメントありがとうございます!最後まで宜しくお願いします! (2018年8月4日 8時) (レス) id: c06cea6d4c (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - いいはなしやー、、、 更新ファイトでし! (2018年8月3日 19時) (レス) id: c632785a56 (このIDを非表示/違反報告)
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