【銀魂】真選組の女神様

第37話 ページ39

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「トシ!! 総悟!! 何をやってんだ！お前達も早く武装解除せんか！」


「近藤さん、アンタは頭をもう少し武装する必要がある」



近藤さんが土方さんと総悟にも刀を外すよう催促しているが、本当に大丈夫なのだろうか。


地面に転がっている鞘に入ったいくつもの刀が目に入る。



『(武器なし…ね。心許ない。それにみんな、目に見えて浮かれてるから心配)』



なんだかフワフワしている様子は、あまり頼れる感じはしない。そしていつもより警戒心が緩んでいるはず。


私も堂々と制服を着て中に入れたら良かったんだけど、女である以上はまだそうもいかない。
裏では動くつもりでいるが、目立ったことも控えなければいけないため、色々と難しいところではある。


視線を戻せば、何故か語尾にカワイイ言葉(お通語)を付けなければ切腹という理解し難い局中法度が生まれていたが、私には知らぬ存ぜぬである。



『(…とりあえず私は遠くから護衛かな)』



彼らの中心に立つ彼女を見やった。

それが護衛と言えるのかはさて置き、近くには頼れる2人が残っている。この2人がいれば私の出番なんてなさそうではあるけど、何が起こるかなんて誰にも分からない。



彼女の肩に掛かるタスキ。そこに書かれた文字が目に留まった。

"一日局長 寺門通"



……あぁ、やっぱり不安でしかない。



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