【銀魂】真選組の女神様

第1話 真選組の女神様 ページ3

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真選組の女神様






「近藤さん、帰るぞ」


常に瞳孔は開きっぱなし。
タバコを吹かすとんでもないマヨネーズ依存性。
真選組副局長、土方十四郎。



「いい加減にしてくだせェ」


その童顔イケメンに騙される被害者は数知れず。
中身は真っ黒、こんなドS見たことない。
真選組一番隊隊長、沖田総悟。



「ほんとだよ。ゴリラ連れてさっさと帰れ」


銀髪天然パーマに死んだ魚のような目。
これでも元攘夷志士の白夜叉と呼ばれたプー太郎。
万事屋、坂田銀時。



「迷惑ネ。何でゴリラに加えてコイツらの顔まで見なきゃならないアル」


戦闘民族、夜兎の少女。
可愛らしい容姿とは裏腹に容赦ない(物理的、精神的な)暴力が持ち味。
万事屋、神楽。



「お妙さん！！！
俺は「帰れっつてんだろ！！！」ブルォッフｯ!!」


(変態)ゴリラと言えばこの男。
ストーカーに成り下がってしまったのは不可抗力らしい。
真選組局長、近藤勇。


そしてそのストーカー被害者。
一見普通の女性に見えるがとても暴力的。
得意料理は卵焼き(ダークマター)、志村妙。



「アンタらこのやり取り何回やってると思ってんですか…。さっき見たよコレ、全然進んでないよ…」


妙の実弟でメガネが本体。
ツッコミならチェリーボーイの彼におまかせ！
万事屋、志村新八。




「いやメガネ本体じゃねぇよ！！！
あとチェリー関係ないだろォがァァァ！！！」



……この7人が揃ってから、かれこれ数時間は経過していた。

やり取りは一向に終わる気配はない。



そんな光景を前に新八はため息をつき、頭を抱えるしかなかった。


毎日のようにストーカー行為を行っている近藤。
今日は志村家に無断で入り込み妙に会いに来ていた。迷惑でしかない。

そして運悪く、その日は坂田と神楽が家に訪れていたのだ。ただでさえ彼らが鉢合わせるとろくな事がないというのに、土方と沖田が近藤を回収しにやって来てしまったせいで、火に油を注ぐ結果となった。


仕舞いには妙や近藤だけでなく、坂田と土方、神楽と沖田が殴り合っていた。いや、近藤は一方的にやられている。

…もう鎮火出来そうにないんですけど。

というかそんなのどうでもいい。
何でだ。何でなんだ。お前ら関係ないだろ。
やめてくれ。これ以上被害を増やすな。


何故か戦場と化す自身の家の庭。
このままでは家までもがなくなってしまうのではないかと新八は1人怯えていた。



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