【銀魂】真選組の女神様

第10話 ページ12

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止めようとしたのにいつの間にか巻き込まれている私は、いつ帰れるのかと言い争っている2人を見つめていた。


何故私の連絡先が話に出てくるのか。その答えはいくら考えても導けることはなく。

この銀髪の彼が、あんなことを言い出した時は理解が追いつかなくてまともに返事が出来なかった。まさか話を振られるとも思っていなかったし…。

全て無かったことに…って、私がこのまま彼に連絡先を教えなかったらどうなるのだろうか。ていうか何で連絡先なの。お互いまだ名前すら知らないのに。


総悟も総悟で、頑なに譲ろうとはしない。
別に譲って欲しいわけではないのだが、私の連絡先一つでこの事態が収まってくれるのなら、もういい気がしてきた。



『土方さん、彼に私の連絡先教えてきていいですか。そうじゃないと永遠と続く感じですよねコレ』


「やめとけ瀬那」


『え、どうして…』


「アイツなんかに従うのが気に食わねェんだよ。
それに教えてでもみろ。ろくな事ねェぞ」


『……そうですか』



土方さんじゃなくて私の連絡先だけど…そういう問題ではないらしい。どんな男なんだ。…まぁ初対面で連絡先聞いてくるぐらいだからな…。

そんなに仲が悪いのか。犬猿の仲みたいな…？ならここに来ている理由は何なのだろう。

近藤さんに顔を向けた。



『一体彼らとどういった関係なんですか？』


「"万事屋"とか？」


『万事屋…？』



初めて聞くその名が、彼らの正体だった。




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