僕/俺を暗闇から救い出して５ (ページ7)

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少年Aと少年S ページ7

『さかたんとあまちー!!なんで二人共ここに居るの？今日土曜だよ!?』

天月
｢それはこっちにも言えるんだけど、と言うか志麻さんは一週間ぶりです｣

志麻
｢一週間ぶりです、俺らはちょっと人手を探しとってな。そっちは？｣

坂田
｢俺らはさっきこの間の騒動での補習を全部終わらせたとこやで！人手ってなんかあったん？｣

私たちが事の経緯を全て話していく中で最初は明るかった二人の顔も少しづつ深刻な顔になった
そして私が二人に協力要請をすると二人は二つ返事でOKをくれた

坂田
｢俺も元の世界ではセンラとはまーしぃとあと一人含めた４人でグループ組んどったし止めに行かなな｣

天月
｢僕はあんまり関わり無かったけど、それでも同じ活動をしてた仲間だしね｡それに(ユウ)ちゃん達にはまだ恩返せてないしいいタイミングだね｣

そう言った
あまちーに関しては何回も恩返しなんていいって言ってたけどこればっかりはそれに甘えよう
それから四人で別れて探したけどあまちー達以外誰も居なかった

諦めてオルトくん達のいるイグニハイド寮に戻ればオルトくんが入口前にいた
一緒にいるのはエペルくんじゃなくそらるさんと

｢やあ、トリックスター｣

ルーク先輩だった
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エペルside

イグニハイド寮生集めるために一斉放送を流した
返事可能な機能付き

オルト
｢こちらオルトです。みんな聞こえる？｣

モブ
｢聞こえておりますぞオルト氏｣

モブ２
｢こちらも良好ですぞ｣

などと返事が聞こえてきて僕は少しおお、っと興奮した
すげぇなって思ったんだ

オルト
｢あのねみんなにお願いがあるんだ｣

オルトクンが説明したあとみんなから帰ってきたのは二つ

リアル戦闘ゲームで楽しそう
自分たちに被害はないんだしそのままで大丈夫だった

それを聞いて僕は呆気に取られた

楽しそう？そのままで大丈夫？

NRC生徒に協調性が無いのは僕も自負していたがここまでとは思わなかった
僕がずっと尊敬していたヴィルサンやルークサンは捕まったまま
僕は助けたいって意思も皆に示した

なのに帰ってきたのはこれだった
これが今問題視されているNRC生の姿だった

そんな中で一人だけ声が聞こえた

｢じゃあ、俺は行くから他の能無しで意気地無しのオタクらは引きこもってて大丈夫だよ｣