僕/俺を暗闇から救い出して５ (ページ19)

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そう入ってもなかなか動こうとしない私たちを見てなのかまし兄が私たちに近付いた後頭を撫でできた

志麻
｢落ち着き、そんな思い詰めた顔しない｡気楽にって自分で言うたやろ｡何かあったら俺を呼んでくれたらええよ｣

エペル
｢ありがとうございます｣

まし兄の優しい言葉は私の言葉よりも真っ直ぐで安心ができた

『これが年齢の差か』

そらる
｢単純にその震える手が伝わってるからじゃない？まあ、俺もサポートには入るからお前も安心したら｣

『、、、これは武者震いだから』

そらる
｢はいはい、寮長指示お願い｣

適当に応答をして私の頭を撫でた後イデア先輩に指示を煽る
私たち二人よりも落ち着いている姿を見て感動したのかエペルくんが自身の頬を引っぱたいた

それを事前に予想していたのかルーク先輩が予め防音魔法を私たちに掛けていた

『流石です』

ルーク
｢ウィ！さあ、行こうか｣

イデア
《それじゃあ、まず逃げれないように結界を掛けて確認できたら魔法を》

天月
｢了解です｡さかたん支援おねがい｣

坂田
｢おう！

我が炎は絶対に消えない戦いに勝つまで＂希望の炎(イグニス・スペイ)＂｣

呪文を唱えた後、あまちーが炎に包まれた
ちょっと焦ったが、あまちーが焼けてない事は直ぐに分かった

そしてその間にそらる先輩が結界を張りあまちーに合図を送った

天月
｢さあ楽しもう！夢の中で！自分の理想の中で！＂覚めない理想の世界(エンドレス・ドリーム・ワールド)!!!＂｣

その魔法は半ば私のトラウマなのだけど、あの時と比べてとても優しい魔法だと感じた
やっぱり使い手の意思が変わったら魔法の質も変わるのかと思った

そしてさかたんの支援魔法の効果が絶大なのか範囲も威力も桁違いに強化されていた

『すご、これが支援系のユニーク魔法なの？』

イデア
《それもあるけどそれがユニ魔なら尚のこと威力は強いでしょうね、結局転校生組は皆チートな訳？はぁ、～》

そらる
｢それ、俺にも響くから辞めてくれない寮長｣

と生産性のない会話をしながら外の監視達が全員眠るのを待った
と言ってもほんの数秒しかないから直ぐに待機時間は終わった

天月
｢すごい!!全然疲れてない!!魔力もめっちゃ残ってる!!｣

坂田
｢俺もまだ何回か行けるで～｣

志麻
｢流石やな坂田｣

しっかり眠ってる人たちを横目に私たちは蜂起から降りて歩いて入ってった
外に居るので全体の４分の１くらいらしい

どれだけ居るの？？？？？？？？