僕/俺を暗闇から救い出して５ (ページ18)

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それから計画実行まではそんなに言うほど経過することはなかった

でも、正直に言うと今から向かう場所は所謂○Lの巣窟
私はそういう物には興味無いが、顔が良ければ全てよしというもの

ポムフィオーレ寮生は皆顔が良いからな
ちょっとだけ楽しみなんだ

イデア
｢百合なら喜んで拝見しますが、○Lは拙者にとって苦痛なだけですぞ｣

『顔がいい人なら、でも、興味はあんまりなんだよなぁ』

志麻
｢百合、ええなぁ｣

天月
｢僕にとっては両方ともだよ!!今は冷静になるのは大事だけどそういう話で盛り上がろうとしないで!?志麻さんは今その妄想をやめて!!!!!!!｣

そういう会話をしながら箒で移動
エペルくんの後ろに私は乗っているが前の時と比べて安定していた

いやまあ、前の時もある程度安定はしていたがなんせあの時は急いでいる中だから
高速運転で正直恐怖しか思い出せない

『すっかり上手くなったねぇエペルくん』

エペル
｢言ったでしょ？前のことからずっと練習していたんだからこれくらい！｣」

『頼もしい～』

と私とエペルくんが仲良く話している中であまちーがとても不服そうな顔をしていたが今は見て見ぬふりをするのが正解

天月
｢(あの子の後ろにしたの間違えたかもしれない)｣

坂田
｢(あまちゅ、絶対快く思っとらんな｡相変わらずあのCP推しとんやな)｣

そらる
｢天月、顔がえげつない事になってる｣

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ルーク
｢着いたよ｡ここからが本番だ｣

そう言ってポムフィオーレ寮の真上に来た私達
そこは見た目も変わりはしないが何となく纏っている雰囲気がいつもと違うことを感じ少し緊張してしまう

それはエペルくんも一緒なのか、いや多分私以上にポムフィオーレ量のことについて知っているから緊張を超えて怖いんだと思う｡しかも今までは傍で守ってくれていたヴィル先輩が居ないから尚更

私がエペルくんの背中を思おいっきり叩いたら可愛い顔から出たとは思えないほどの声が響いた

『大丈夫、私たちならあの時みたいに先輩たちを助けることができるよ｡なんせトラブル常連者とその友達だよ？きっと大丈夫』

この言葉はエペルくんだけじゃない
私自身にも言い聞かせてるものだ

怖くないわけない
だって自我を失ってただただ襲ってくる人が何十人も居るのだ

だから

『大丈夫、私たちは出来ることを精一杯やろう』

エペル
｢うん｣

私たちは覚悟を決めて中に入るしかないんだ