僕/俺を暗闇から救い出して５ (ページ2)

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『あ、姉さん？？私が言うのもあれだけどここ男子校だよね？』

天月
｢そうだね、でもまあ、中身半分男の子なんだし大丈夫じゃない？｣

なんて冗談半分の会話をしている中でその声の持ち主が現れた
その人物は金髪でとても髪が長く背丈は男子高校生の平均くらいだけどとても細身で顔もイケメンではなく美人と言った方が合ってるくらい綺麗な人だった

これは姉さんって呼ばれる理由が分かるかもしれない

｢僕、争い事は嫌いって言ったよね？なんで争おうとするの｣

モブ
｢す、すんません｡少しイライラしていまして、、、｣

少しだけ彼を怒ったあとかの美人な姉さんと呼ばれる人は私の元まで来た
そして頭を軽く提げ

｢連れがとても失礼なことをしてしまい、すみません｡怪我等ありませんか？｣

『あ、どうも･･･どこも怪我してないですし大丈夫です』

NRC生徒は思えない程礼儀正しいこの人は本当に男の人なのか分からなくなる
なるちゃんとはまた違う感じな人だ

｢あ、自己紹介をしていませんでしたね｡お、、僕は折原千羅ポムフィオーレ寮生一年です｣

天月
｢お、りはら、？･･･センラくんなの？｣

彼の名前を聞いた途端あまちーは驚いて無もう一度彼に質問をかけた
名前もそうだけどどうやら彼も私たちと同じ世界で面識もあるらしい

折原
｢･･･ごめんなさい、僕は貴方とは今初めてお会いしましたが｣

天月
｢あ、そ、そうだよね｡ごめんなさい人違いでした｣

知らないと突き放された言葉に間違いなく傷ついたであろうにあまちーは笑顔で＂人違いだった＂という言葉で終われせた

あの事件を起こした時もきっと彼はこれ以上に傷ついたのだろう

彼は我慢をすることがとても多いだから限界が来てオバブロをしてしまったのだろう

これ、再発するんじゃね？

それから折原くんと別れたのは直ぐだった
二人になった私たち

天月
｢、僕この後体育だから、また後で｣

そう言って走って行こうとするあまちーの手をとった

『あまちー、･･･もうこれ以上我慢はしなくてもいいよ｡私やなるちゃんと違って記憶があるんでしょ？私だって友達に誰？とか言われたら傷つくから、皆にはみせれなくても私には見せて、我慢は禁物』

そう真っ直ぐ伝えると彼は涙を流して私の肩に顔を埋めて静かに泣き出した
＂なんで、＂や＂忘れないでよ＂という言葉を小さな声で呟いていた

それ、私にも当てはまるから心が痛い