ちょっとした挫折 ページ27
その時・・・
ピリリリリ
あ、電話だ
マサさん?
マサさんそういえばドイツにいるんだっけ
『もしもし?』
柳田「A?俺だけど」
なんか、声聞いたら安心しちゃって
『マサ、さ、、ん、、』
柳田「どうした?」
「え、泣いてる?」
『わ、たし、、ヒック、あ、の』
柳田「ゆっくりでいいから」
『あの、、どうしたらいいか、、わかん、なくて、』
柳田「何が?」
『日本じゃ、通用、する、ディグが、出来、なく、ヒック、て』
『スパイク、の練習も、こっちに、来てから、ヒック、全くして、ヒック、なくて』
『練習、に、も、参加さ、せて貰え、ヒック、なくて、』
柳田「うん」
『毎日、対人、レシーブと、筋トレ、しか、させて貰え、ヒック、なくて』
『1ヶ月、以内に結果出さ、なかっ、たら帰れ、って、ヒック、』
『でも、頑張ってるのに!!、全然、結果、でなくて
』
『どうしていいか分かんない、、』
柳田「そっかぁ」
優しいマサさんだから優しい言葉が来ると思った
でも、
柳田「Aはさ、そうなること想定出来なかった?」
「日本とは全くレベルが違う、世界のトップレベルの選手しかいないリーグだし」
『、、、うん』
柳田「A、日本じゃ改善できなかったところを改善して強くなるのが海外に来る目的でしょ?」
「Aが経験してることは世界を探してもほんのひと握りの人しか出来ないことなんだよ?わかる?」
『、、、わかる』
『でも、結果全然でなくて、練習させて貰えなくて、もうなんのために来たのか分かんない、、』
『結果出さないで1ヶ月で帰らされたらますます来た意味分かんないし』
『それに結果出すためにやってるから正直、バレー楽しく、ヒック、ないし、今は好きじゃない、、ヒック、』
柳田「A、そんなに泣かないの笑」
「じゃあ、1回バレー辞めてみたら?」
「楽しくないんでしょ?」
『それは嫌、、』
柳田「て、ことはAはバレー嫌いじゃないよ」
「嫌いだったらすぐ辞めるだろ」
『でも、、』
柳田「じゃあさ、俺のために頑張ってよ」
「東京オリンピックで俺にメダルかけて」
「俺もメダルAにかけるから」
柳田「もちろん同じ色のメダルな?」
558人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏実(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2020年1月12日 23時) (レス) id: 2bf701f8fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パンダコ | 作成日時:2019年11月5日 20時