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貴女side.
アイツの性格が悪いと言われたのは、普段の行いもそうだが、女子に対しての態度が酷い。
1年の最初、何人もアイツに告白した。
女子「キヨくん…えっと、その…好きです！付き合ってください…」
キヨ「あー、ごめん。俺、カノジョ作る気ないんだわ」
それだけで済めば良かったのに、
キヨ「んで、お前誰？まず話したことない奴と付き合えねーわ」
女子「待ってよ！入学式で話したじゃん！」
キヨ「は？…………いや、分かんねーよ」
告白したらこっぴどく振られる、その伝説が半年経たないで確立され今は遠くから見守る人ばっかり。
余所行きの態度で、ただニコニコして突っ立ってれば天下取れるのかもしれない。
アイツの1番の悪い所は、性格もそうだが
自分の性格を悪いと思っていないところ。
とことん最低だ。
私の順風満帆な高校生活が180°変わったのは
2年の秋、体育祭後の事だった。
キヨ「……」
私の席の目の前に座り、ただ何も言わず見詰めてくる。
気にしないフリをしながらも、舐めまわすように見るその視線がどうしても気持ち悪かった。
貴女「なんなの」
キヨ「お前さー……顔はイマイチだけど、スタイル良いし…頭良いし…性格良いし」
貴女「…は？」
キヨ「妥協点だけど、付き合ってやってもいーよ」
その言葉にクラス中がどよめいた。
貴女「…あの、私…アンタと付き合いたいとか一言でも言った？」
キヨ「は？俺と付き合えんだぞ？」
貴女「その超ナルシストな所直したほうがいいよ。」
クラスがシーンとする。私たちの会話を聞きたいのか。
キヨ「ナルシストっつった？俺が？無いわー」
貴女「しかも、アンタと付き合いたい女子はいっぱいいるから」
キヨ「いや、アイツらブスじゃん。極端に痩せてるし」
貴女「…最低」
キヨ「んで、お前胸どんぐらい？Ｃはある？」
貴女「地獄落とすよ？」
キヨ「オタク女じゃん、妥協じゃ済まねーな」
なんて言いつつケラケラと笑いながら私の前から動こうとしない、
キヨという男に振り回される高校生活が始まる。
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琳耀(プロフ) - NOAさん» コメントありがとうございます！必ず最後まで更新しますので、お待ち頂けますと幸いです（ ; ; ） (2022年4月13日 12時) (
レス) id: 00a7c84ca7 (このIDを非表示/違反報告)
NOA(プロフ) - いつまでも待ってます！自分のペースで頑張ってください！ (2022年4月10日 19時) (レス) @page31 id: 699bf3c217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳耀 | 作成日時：2021年8月6日 21時
