15 ページ16
A視点
私机の上には書類が山積みになっている
どっかのマヨラーが徹夜しすぎて倒れた時のものだとか
どっかのドS隊長が隊士(主に副長)のご飯に良くない薬を入れた時のものだとか
どっかのゴリラがストーキングしてぶん殴られた時のものだとか
まぁ色々ある
仕事が多すぎて糖分の摂取量がいつもの倍だ、このままだと健康に良くない、だけど控えようとするとイライラする
どうすれば
〈コンコン〉
ひとりで悶々としている時医務室の扉がノックされる
『はい、どうぞ』
山「失礼します」
〈ガチャ〉
『山崎か、どうしたの?』
山「あの副長が呼んでます」
『ヤダ行かない』
ただでさえ仕事が多いのに、副長にあったらまた増やされる思い、山崎から顔を逸らす
山「副長命令らしいですよ」
『チッ』
山「えっ、今舌打ちした!?」
姑息な手を使いやがって
なんなんだ、そんなに私に会いたいのか
用があるなら自分で来いよ
『私は命令でも行かないよ』
山「··Aさん、沖田隊長が今来たら予約二ヶ月待ちのプリンをやるって言ってましたよ」
『えっ、まじで』
山崎の発した言葉に心が揺らぐ
沖田くんが持ってるプリンは私も予約しようか悩んでたもののはず
すごく美味しくてなんかもう別次元のプリンらしい
どうしよう
『よし行くぞ』
山「(えっ、マジで来た)」
〈ゴン〉
山崎が失礼なことを思っていたような気がしたので、つい殴ってしまった
場所は変わって副長室前
〈コンコン〉
山「Aさんお連れしました」
土「入れ」
〈ガラッ〉
『土方さん一体なんですか副長命令って、あと総悟あのプリンがあるってほん、と···』
私は目を見開いた
そのには数年前に私の前から姿消した男がいた
素直に嬉しかったまた会えたことが、またあの銀髪を見れたことが
私は震える口で喋りかけた
『ぎ、銀、時?』
127人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リム | 作成日時:2023年2月2日 0時