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A視点
ミ「今日は楽しかったです。そーちゃん色々ありがとう。また近いうちに会いましょう」
沖「今日ぐらいウチの屯所に泊まっていけばをいいのに」
『そうですよ。野郎共が嫌なら私の部屋で一緒に寝ましょ』
ミ「ごめんなさい。色々むこうの家でやらなければいけない事があって」
やっぱり良いとこの家は大変だな
ミ「坂田さんもAちゃんも、今日は色々つきあってくれてありがとうございました」
銀「あー、気にすんな」
『そうですよ。どうせこいつは仕事せずにダラダラ生きてるだけなんで』
銀「んだとこら」
『事実だろ』
沖「それじゃあ、姉上僕はこれで」
ミ「あっ・・・そーちゃん!・・・あの・・・あの人は」
沖「野郎とは会わせねーぜ。今朝方も、なんにも言わず仕事に出ていきやがった。薄情な野郎でぃ」
何この雰囲気、めっちゃ悪いじゃん
ミ「・・・仕事か。相変わらずみたいね」
銀「オイオイ、勝手に巻き込んどいて、勝手に帰っちまいやがった」
『まじなんなんだよ』
ミ「ごめんなさい、我儘な子で。私のせいなんです。幼くして両親を亡くしたあの子に、寂しい思いはさせまいと、甘やかして育てたから・・・身勝手で頑固で負けず嫌いで。そんなんだから昔から一人ぼっち・・・友達なんて一人もいなかってんです。近藤さんに会わなかったら今頃どうなっていたか。今でもまだちょっと怖いんです。あの子、ちゃんとしてるかって。ホントは・・・あなた達も友達なんかじゃないんでしょ。無理矢理付き合わさせてこんなこと・・・」
銀「アイツがちゃんとしてるかって?してるわけないでしょんなもん」
『そうですよ。仕事サボるわSに目覚めるわ、不祥事起こすわSに目覚めるわ。ろくなもんじゃないですよ」
銀「ほんと一体どんな教育したんですか。友達ぐらい選ばなきゃいけねーよ。俺たちみたいなのとつき合ってたら、ロクなことにならねーぜ、おたくの子」
『おい、やばいのはお前だけだろ』
銀「何言ってんだ、お前だっておかしいやばいやつだろーが」
『は?頭腐ってんじゃないの?検査してやろーか?』
ミ「ふふ・・・おかしな人たち。でも、どうりであの子が懐くはずだわ。なんとなくあの人に似てるもの」
銀「あ?」
『あの人?』
「おい」
真選組か、ラッキーこのままこれで帰ろう
「テメーら、そこで何やってる?この屋敷の」
ミ「と、十四郎さ・・・ゲホッゲホッ」
銀「オイ!」
『ミツバさん!』
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作者名:リム | 作成日時:2023年4月12日 20時