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A視点
『なにこれ』
銀「おー、Aやっと来たか」
『やっと来たかじゃなくて、マジでコレ何?』
銀「何もクソもねーよ。キャバ嬢だ」
キャバ嬢!?これが?
バスタオルを巻いてローション塗りたくってる変な男に、胸まる出しの猫耳ババアに、SMプレーのメガネっ娘のどこがキャバ嬢?
今がわからん
あっ、久兵衛は普通に可愛いんでOKです
妙「あ、Aちゃん!来てくれたのね」
『もちろん友達の頼みだからね。それですごく嫌な予感がするんだけど、私なんで呼ばれたの?』
本当は嫌な予感がしてたまらない
普通にこのまま帰りたい。なんで私は会議を抜けてきてしまったのか、過去に戻ってあの時の私を停めたい
妙「やだ、Aちゃん、そんなに固くならないで。お願いって言ってもね、すごく簡単なことなの」
『本当に簡単なこと?キャバ嬢になれとか言わないよね!?』
妙「ふふ、さすがAちゃん。その通りよ。Aちゃんには一日だけキャバ嬢になって欲しいの」
終わったーーーー!!
嫌なんだけど!!妙ちゃんがなんか説明しているけどお偉いさんって将軍様だよね!?そこにはセットで真選組の奴らもいるんだけど、キャバ嬢の格好してたらドS野郎になんて言われるかわかったもんじゃないんだけど!
どうやって断れば
そうだ、銀時に言わせればいい
あの独占欲の塊が、私が他の男にベタベタ触られるのを許すはずがない
『妙ちゃん。悪いけど私キャバ嬢はできそうにないかな〜』
妙「あら、どうして?」
『銀時が嫌がるからだよ。ほら銀時公式でも独占欲が強いって言われてるわけだし〜、私がキャバ嬢なんてやったら相手殺しちゃうかも〜』
妙「そういうことなら大丈夫よ。ねぇ銀さん」
銀時の方を向くと神妙な面持ちで座っている
銀「俺だって嫌だが、万事屋の家計のためだ、Aやってくれ」
『このクソ野郎!!金欲しさのために彼女を売るのか!最低だよ!』
銀「しゃーねーだろ!俺だって嫌だよ!!だけどな金はねーし、お妙には逆らえねーし。俺たちに残された未来は一つだけなんだよ!」
『諦めるなよ!!お前はまだいける!』
銀「安心しろA。俺もボーイとしてすぐそばに居る。触られたら直ぐに俺に言え」
『私が嫌がってる理由それじゃねーよ!!』
妙「もう二人とも。夫婦喧嘩もそこまでにしてください。ほらAちゃんの服選びに行きますよ」
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作者名:リム | 作成日時:2023年4月12日 20時