検索窓
今日:4 hit、昨日:15 hit、合計:7,947 hit

3話 ページ6

 ︎︎







朝早くのこと。

いつものように学校へ行こうと通学路を歩いていると、途中の路地裏で人が倒れているのを発見してしまった。



『……死んでる?』



恐る恐る近づいて見ると、その人が息をしてるのが確認できた。

なんか全体的に白い人だなぁと思いながらその人のことをじっと見てると、その人は急にムクっと起き上がってきた。



「…どこ?」



その人は寝ぼけ眼で辺りをキョロキョロと見渡す。

そしてボクを視界に入れると、その人は急に抱きついてきた。



『!?』

「A。Aの匂いだ。夢って匂いとかあるんだ。」



その人はボクの首すじをクンクンと匂ぎながら抱きつく力を強めてきた。



『ちょ、苦し…』

「A、なんか前より更にちっちゃくなった?」

『前?』



最近は変な人にばっか遭遇する気がする。

ただし、皆に共通してることがある。潔さんやこの人は、何故かボクのことを前から知ってるような口ぶりで話してくること。



『あー、えーと…ボクもう行かなきゃなんで!』

「あっ」



ボクはその人がボクの顔を確かめようと抱きつく力を緩めた隙に、一目散に走り始めた。




ふと後ろを振り返ると、その人はただ只管ジッとボクの後ろ姿を見つめていた。



















「んぁ、もしもし?レオ




……あれ、これって現実か。


ちえっ、逃がしちったよ。」

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 愛され , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:漢方薬の達人 | 作成日時:2023年6月9日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。