まちがいさがし2nd Story【男主】【ブルーロック】

76＃反射 潔side ページ43

潔side




「その思考、反射でやってみ？」


"感じる世界変わるから。"



……感じる、世界。

それは、士道や氷織、野鳥には見えている……、感じている世界なのだろうか。






……そうだ。

そうだ……


そうだそうだそうだ！！！


「視て」から「考え」てちゃ遅いんだ！！






頭で考えるな


感覚で動け


信じろ！！俺の全能力を──────


全神経を


全感覚を




この一瞬に『反射』しろ




「！？潔世一……！？」

「お前……どうやって……！？」


周りなんか気にしねぇ



ゴールを決めるのは





『──────俺だ！！！』






──────GOAL！！





《試合終了(ゲームセット)！！SCORE5-4！！


TEAM Aの勝利！！》



今のをどうやったのか、自分でも分からなかった

でもひとつだけ……確かに分かったことがある


今、俺は




凛・士道(アイツら)を超えてた─────⋯！！



「潔さん！」

『！……七星──────っゔお！？』

「ヤッベ！！凄っげ！！スーパーゴール！！」


七星は興奮のあまり座り込んだ俺に思いっきり抱きついてきた。

その衝撃により俺はその場に倒れる。


「あんだけ届かんかった凛くんと士道さんの間をブチ抜いて！直撃(ダイレクト)でゴール！！どーやったんだべマジ神っす！！」

『……いや、自分でも分かんない……。でも、なんとなく氷織に言われた通りに……』

「なんじゃそりゃあ……新技？覚醒！？じょわじょわする♪」


取り敢えずどいてほしい……


「いいぞ、潔世一」

『！』

「お前の細胞がスパークするのを感じる。」

『士道…』






……ここまでは良かったんだけどなぁ








『ちょ、やめろ！！』

「もう、アホ！」

「ダメだべ！」


その後士道と凛は何故か言い合い……、いや。殴り合いを始めた。

乙夜と烏はそれを楽しそうに眺めたりスルーしたりしている。いや止めるの手伝ってくれよ。




まぁ途中から2人の罵りあいなどがあったが、三次選考"適性試験(トライアウト)"第1試合はこちら(Aチーム)の勝利で終わった。








─────
［モニタールーム］



「"挑戦的集中"への没頭状態


『FLOW(フロー)』


……奇跡を起こす方程式(カラクリ)に足を踏み入れたな、"潔世一"」

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