#22 ページ22
ミリオさんは凄いな。
ちゃんと守り抜いて、前を向いてる。
でも私は…。
『学校を辞めます』
何もしてない。
足でまとい。
このまま学校に通い続ける意味が無い。
「入学初日のこと、覚えてるか？」
相澤先生は私の発言に怒りも諭しもせずただ淡々と言葉を紡ぐ。
『私が一位でした』
「個性把握テストだな」
入学試験と比べて遥かに個性が伸びていた。
天喰に特訓つけてもらって、努力していたんだろう？
そんな…今更私を褒めて、なんになる。
正面向き合って、相澤先生は微笑みながら優しい目を向ける。
「いいか波動。諦める必要は無い」
でもそう言ったって、私は既に目標を見失っているんだ。
なのにどうして先生は諦めることを許さないのか。
「お前の個性は戻ってくるかもしれない」
『…どういう、意味ですか』
「前々から調べている案件で似たような事例があった。
聞いた話とあの日の目撃情報から大方見当はついている」
その敵の個性は“神隠し”
自身を含め対象一人だけを異空間に飛ばすことが出来る。
その中では個性が使えず、解除しない限り戻って来れない。
発動条件は指を鳴らす。
「異空間の中では俺の抹消と同じ効果があるんだろう」
だが戻ってくれば個性は使える。
つまり個性因子を消せるわけじゃない。
『でも、じゃあどうして私の個性は！』
「ブースト薬だ」
それはテスト段階の物で作用は不安定らしい。
もし何らかの副作用が働いていたとしたら
神隠しを解除した時に個性だけ取り残してしまった可能性が高い。
「お前がまた異空間に行くことが出来れば戻るかもしれない」
『そんなの無理でしょ』
「さっきも言っただろ。諦める必要は無い」
何を根拠に…。
たとえ捕まえたとして素直に個性を使ってくれるとは思えない。
「どうやらヤツは、お前にご執心らしい」
『は…？』
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あまね(プロフ) - 待って続き！かんけつまって！！！！ (11月4日 2時) (
レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
泉藍(プロフ) - 続きが気になるっ！！天喰先輩に言いたいこと行って来い夢主ちゃん！！ (7月4日 13時) (レス) @page27 id: a44d8709c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜伊織 x他1人 | 作成日時：2022年11月20日 17時
