混 ぜ る な 危 険 【佐久早聖臣】

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次の日も、その次の日も朔間は学校に来なかった。







さすがの俺でも少しは気になっていた。







そしてその日の部活終わり。



帰り道、いつも通り古森と歩いていたとき。







「あ。」





「え、」







俺の目の前にいたのは、ここ3日学校を休んでいる朔間。







「あ！聖臣が仲いい子じゃん！」





「仲良くない。」





「えぇひど！」







古森は多分朔間が学校に来ていないことを知らない。







「お前、学校は？」





「えっと…」





「お前の友達、毎日俺んとこ来てうるさいんだけど。」





「あ、絵里香かな！」





「知らない。」





「明日からは行くから大丈夫！」







そう言って笑った朔間はどこかいつも通りでは無かった。







「じゃあね臣とそのお友達くん！」







ヒラヒラと手を振りながら、朔間は行ってしまった。







「あの子近くで見るとやっぱかわいーわ」





「いや、ただ騒がしいだけ。」





「とか言っちゃって〜、嫌いじゃないくせに！」





「うるさい。」







朔間があんな性格なのは、何かあるんじゃないか。






そう感じた。







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