Secret meeting【礼瀬マヨイ】 (ページ6)

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新天地ページ6

___生徒会室

天「あっ。いたいた。Aちゃん、彼は衣更真緒くん。この学院の生徒会長だよ」

生徒会室に入ると前髪を上げている赤い髪の男の子が机に向かって筆を走らせていた。

衣「あれ。天祥院先輩じゃないですか」

天「ふふ。久しぶりに会う気がするね。僕ももうこの学院は卒業しちゃったから滅多に来ることもないし」

衣「ははっ。久しぶりすぎて天祥院先輩がいた頃が懐かしいですよ」

衣「その子が例の編入生の子ですか？」

天「うん。君の紹介も終えたし、Aちゃんに色々説明することがまだあるからもう少しこの場所を借りてもいいかな？」

衣「全然使ってもらって構わないですよ」

天「ありがとう。じゃあAちゃん。どうぞ」

そう言うと英○さんは近くの椅子を引いてくれて座るように促してくれた。

この人もしかして偉い人っぽい…？なんか萎縮しちゃうな。

『し、失礼します』

天「じゃあ本題に入ろうか。今日から君はここの生徒になったわけだけど、それと同時にプロデューサー…見習いと言ったところかな。その2役を負担することになるね？」

『は、はあ』

天「うーん。そんなに緊張しなくてもいいんだけど」

リラックスだよ、リラックスと深呼吸をしてみせてくれる英○さん。

『ははは、はい』

天「ふふ。君、なかなか面白いね」

天「プロデューサー見習いと定義したけれど、さっそく君にはALKALOIDというユニットのプロデュースをお願いしたいんだ」

あ、あるかろいど？

『えっと…ごめんなさい。私頭回らなくて』

天「無理もないんじゃないかな？こんな話されて、はい。わかりましたって言う人の方が僕にとっては不思議だけれど」

天「早速今日、ALKALOIDの子達と放課後、顔合わせをして欲しいんだけど、なにか予定入っていたりするかな？」

『放課後は何も無いので大丈夫です』

天「それじゃあ話は早いね。事前にALKALOIDの子達には君のことも話しているけど、困った時はここに電話を掛けてくれれば対応するよ」

『あ、わかりました…』

英○さんの連絡先であろうものを受け取り私たちは生徒会室をあとにした。

右も左もわからない状態で私は大丈夫なんだろうか。