Secret meeting【礼瀬マヨイ】 (ページ18)

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放課後ページ18

〜放課後〜

『ふう。やっと授業終わったぁ～』

放課後はレッスンがあるからって一彩くんと藍良くんが教室に来て教えてくれたんだよね。

『マヨイさん、行きましょうか？』

教室を出て待ち合わせの場所へ向かう。

マ「うぅ…。今日一日で何だかどっと疲れた気がします…」

やたらお昼から口数が減っていたのはそういう事なのかな？

『○ちゃんが言ってたけど、マヨイさんって毎日は学校に来てない感じです？』

マ「来てるか来てないかでいえば来てますが…教室の中には行きませんかねぇ。すみません、社会不適合者で…」

『そっかあ。私まだ転校したばかりだしマヨイさんが居たら心強いんですけどね』

あっ、うっかり本音が。
マヨイさん気にしちゃうかな。

マ「……」

隣からマヨイさんの気配が消えた。
やっぱ気にしちゃったのかな…？

マ「……そうですね。私も嫌なことから逃げてばかりはダメだと自分でも思っていたのですが…うん。私もAさんが居れば心強いですし…頑張りますね」

立ち止まったマヨイさんと数秒の間目を合わせていた。
夕日に照らされていたマヨイさんはすごく綺麗でかっこよくてやっぱりアイドルなんだと実感する。

口元が綻ぶのがわかり、にやけ面を晒してしまうのが怖くて前を向き直した。

『おおお、お互い頑張りましょ！レッスンにも遅れちゃあれだし、急ぎましょうか』

ああ、絶対顔赤くなっちゃってる。
照れ隠しをするようにマヨイさんの1歩先を歩いて集合場所へ向かった。