【A3!】成人しても遅くはなかろう?

さくやんの心情 ページ10

咲也side



いづみ
「と、言うわけで本日めでたく茅ヶ崎至さん、シトロンくんとAAさんが入団してくれましたー!」


シトロン
「改めてヨロシクダヨ」

A
「あ、もう決まりなの」







新しく春組に入る3人


マスクの下は美形だったシトロンさん

今はいないけどサラリーマン？の至さん







そして何より
美人で綺麗なAさん……


オレをさくやんて呼ぶ

不思議な人





支配人
「おおー!新生春組結成三日目にして6人揃うなんて、快挙です!さすが監督!」


綴
「それで、その至さんは?」

あ、
『引越しの準備のために帰られました。稽古には明日から参加されるそうです』



A
「え、じゃ。帰る」






ﾊﾟﾁｯ

ふと目が合う
Aさんの目は、色素が薄くて

透き通ってて



惹き込まれそう

A
「…」





目が合ったままじっと見られた
顔が赤くなるのがわかる

『あ、あの。Aさん??』


オレが聞くとニッコリ笑って







A
「私に、帰ってほしい?(ﾆｺ」



一気に体が熱くなる

目を逸らしたくなる

『帰って……欲しくないです』






そう伝えると満足そうに笑顔で

A
「よし。さくやんの為に頑張ろ」

A
「どうぞ天使ちゃん」





Aさんはとっても不思議な男の人

なのに、ドキドキするオレは
可笑しくなったのかな








A
「どうしたの、顔。赤いよ?」

と、笑顔と近づいてくるAさん
きっとオレをからかってる

分かってるのにドキドキする





いづみ
「熱じゃないよね?」

シトロン
「ホントネ、顔マッカヨー」



きっと顔が赤いのは、体が熱いのは

気のせいだ








そう思ってないとオレは気づいてしまう
この心に




『いえ!大丈夫です!気にせずに話しを進めて下さい!』


Aさんは




男の人なのに────









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