【A3!】成人しても遅くはなかろう?

おつおつ、ツヅちん 2 ページ30

Aside


いづみ
「綴くん?」






あ、これ返事した方がいいのかな?


一人でツヅちんを見ながら
考えていると…





いづみ
「え!?綴くん、開けるよ!?」








と、天使ちゃんの声で驚いて

体がﾋﾞｸｯてなった




もちろん、ツヅちんも揺れたよ







ｶﾞﾁｬ




いづみ
「っ!え!?Aさん!?」



咲也
「Aさん!?」



シトロン
「A!?」



真澄
「……何で」




入ってきて早々

口早にみなさんからツッコミが






『やぁ、やぁ。皆。ツヅちんなら寝てるよ〜それより、PC見て』








とさっきまでツヅちんがにらめっこしてた

パソコンを指さす




いづみ
「え?」







私の言葉にあとから入ってきた四人はPCを見る



いづみ
「あ、画面に何か書いてある…?」



咲也
「ええと、『書けたー』?」








そうそう書けたのよ脚本


ま、信じてたけど





いづみ
「書けたーって書けた!?脚本が書けたってこと!?綴くん!?」




そして問いかけられた当の本人は





綴
「……ぐー」


いづみ
「寝てる…」







うん、寝てます



いづみ

「良かった…ちゃんと脚本書き上げたんだ……」





あったりまえよ、ツヅちんだから


いづみ
「よし、すぐに印刷しよう!」

咲也
「オレ、やります」





よし、さくやんそのいきだ


いづみ
「お願い」



シトロン
「A、ツヅル、起こさないのデスカ?」








んー

『ま、頑張ったし、寝かせておこーねしーちゃん』



シトロン
「Aが言うナラ!」





いづみ
「それより、Aさん。いつまでそうしてるんですか?」



あ、忘れてた



『気の向くまま?』

いづみ
「?で返されてもこま」




天使ちゃんが
最後までいう前に腕が引っ張られる



『わっ』







立ち上がったと同時にツヅちんはソファにﾄﾞﾝｯ



綴
「うっ……ぐー、むにゃむにゃ」



『わー、ツヅちんゴメン』






と、寝てる時に謝る私



一方、立たせた本人は不貞腐れて

どこかに行った







いづみ
「どうしたんでしょうね」




さぁ、知らないけど

『よく分からないからね』







と、言っておこう

にしても、心がわりかスミミ────









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