検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:26,110 hit

☆007 ページ7

.






慧…と呼んでこっちに駆け寄ってきて




慧くんの裾を掴んだ女子に、慧くんは頬を赤く染めた。







慧『…ばっ//え、エミリ!?な、なんで来た?』







…エミリ?誰?なに?







しかも…かわいい。美人。






ショートヘアでスタイルが良くて、何より目鼻立ちがハッキリしてて






めっちゃかわいい女子…。








私は あんぐりと口を開けたまま何も言えなくいでいると





そんな私に気付いたのか、侑李が口を開いた。







侑『慧くん、その…人、誰?』








侑李がそう言うと 慧くんは照れたように鼻をかいた。








慧『ん、えっ…く、クラスメイトだよ?』









慧くんはまた頬を赤く染めたままそう言って





エミリさんはニコッと笑った。







エ『よく言うよ〜。慧がしつこく寄ってくるくせに(笑)』







…What?





おっと、苦手な英語が勝手に出てきましたよ?






どういうことだ?









侑『え?じゃあ、慧くんは…エミリさんが好きなの?』






慧『…ばか!ちがっ…ちがうし!』






エ『あはは、困ってやんの〜!早く戻って日直手伝ってよね!』







…やばい。


なんか泣きそう。







慧くんは、年は一つ上だけど




女の子と話すところなんて全然見たことなかったし



彼女どころか女友達もできるわけないって思ってた。







だけど…






慧くんの赤いほっぺを見たら、嬉しそうな顔を見たら







エミリさんのことが好きなんだ…って




さすがにわかる。わかりやすすぎるよ…。







'




有『…友達以上恋人未満か…』







子犬のボソッと呟いた一言に私はガックリと肩を落とした。









…そんな私に なぜかエミリさんの顔が近づいてきた。









エ『あなたがAちゃん?』







エミリさんはニコッと笑ってそう言って 私は小さく頷いた。








エ『話してみたかったから嬉しいな〜!

エミリです。よろしくね』





エミリさんはそう言って、私にまた微笑んだ。







「話したかったって…私と?」








エ『うん!慧からよく聞いてたの。

1年に本当の妹みたいな可愛い子がいるって』








妹…


慧くんにとって私は、妹みたいな存在…?






'





慧『エミリ!もう行くよ!


…A、侑李、またね!』







慧くんはそう言って エミリさんと二人並んで去って行って






私はまた肩を落とした。









.

☆008→←☆006



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , 伊野尾慧 , 知念侑李   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

塗音瑚 - 完結おめでとうございます!!子犬な大ちゃんが可愛すぎる……!!!!!読んでいてキュンキュンしまくりでした!!!次の小説も頑張ってください!!! (2017年4月22日 18時) (レス) id: 5e0eece957 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぽん - すっごい感動しました!これからも応援してます! (2016年11月5日 23時) (レス) id: 8935956d8b (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃてぃ(プロフ) - ちびーずさん» ありがとうございます!がんばります 。 (2015年10月12日 12時) (レス) id: 54df565ff9 (このIDを非表示/違反報告)
ちびーず - 頑張ってください。応援しています。 (2015年10月12日 11時) (レス) id: e0b09e23fa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みるくてぃてぃ | 作成日時:2015年10月12日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。