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ざわめく廊下に目をやって 私は思わずハッと立ち上がった。
「…けっ、慧くん！！」
有『ほぇ！あ、あの人が王子様…？』
私は
廊下からひょこっと こちらを覗く慧くんに
思いっきり抱きついた。
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有『…はひっ！(白目)』
侑『…大ちゃん。汗』
'
もちろん教室にも廊下にも人はけっこういて
『カップルかな？』なんて声がチラホラ聞こえて
私は慧くんに抱きついたまま、にへへっと頬を緩ませた。
肝心な慧くんは
慧『よしよ〜し』
いつもみたいにニコニコした表情で
少しだけ困ったようにも見える笑顔で
ぽん、と私に頭をおいた。
'
有『…ありゃ、俺もう勝ち目なさそ…』
子犬くんのそんな独り言もちゃんと耳には入らなくて
私はただただ慧くんにひっついてたけど
侑『で、慧くんどうしたの？何の用？』
侑李と何故か子犬くんまで私と慧くんに駆け寄ってきて
侑李のその一言に、慧くんは私から離れた。
'
慧『実は俺さぁ〜、Aに相談があって』
慧くんはそう言ってまたニコニコ笑って口を開いた。
「相談…？私に？」
慧『うん！Aにしか聞けない相談！』
…Aにしか聞けない相談！？
なにそれ！？
やっぱ慧くんも私は特別な女の子なんだよね？
「えへへへ、何〜〜？私にしか___」
『 慧！！…慧！！』
私の言葉は こちらに駆け寄ってくる女子の声で掻き消された。
…慧 呼び？
誰…？
有『知念、あれは誰？』
侑『さぁ…僕にもわかんない』
私たち3人と廊下にいるその他の人々が呆然としていると
その女子は…
慧くんの制服の裾を掴んだ。
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塗音瑚 - 完結おめでとうございます！！子犬な大ちゃんが可愛すぎる……！！！！！読んでいてキュンキュンしまくりでした！！！次の小説も頑張ってください！！！ (2017年4月22日 18時) (
レス) id: 5e0eece957 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぽん - すっごい感動しました！これからも応援してます！ (2016年11月5日 23時) (レス) id: 8935956d8b (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃてぃ(プロフ) - ちびーずさん» ありがとうございます！がんばります 。 (2015年10月12日 12時) (レス) id: 54df565ff9 (このIDを非表示/違反報告)
ちびーず - 頑張ってください。応援しています。 (2015年10月12日 11時) (レス) id: e0b09e23fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃてぃ | 作成日時：2015年10月12日 11時
