第5話 ページ7
三回目にヴァーミリオン家に訪れた時は姉のメレオレオナ様がいた。
それは、レオと会った時同様扉を開ける前の玄関で。
『…お初にお目にかかります、メレオレオナ様。フエゴレオン様と婚約しております、A・ヴァージリアと申します』
「む?そうか!!私がメレオレオナ・ヴァーミリオンだ!しかし…ヴァージリア家か…聞いたことがあるような気がする……が、私には関係の無い事だろう。よってお前のことはAとそのまま呼ばせてもらう!良いな!!」
『はっ!はい!分かりました!』
「そうだ!シャンと背筋を伸ばせ!!猫背ではみっともなく見えるぞ!!もっと自信を持て!」
『はっはい』
内心早くフエゴレオンさんに来て欲しいと思ったが、姉の彼女も彼女で個性が強いものの気骨のある強い人だった。
自信を持て、か。
「ではな!!私はもう行く!!愚弟と切磋琢磨しあえ!」
『はい!助言、有難うございます…行ってらっしゃいませ』
「うむ!行ってくる!」
ラッキーカラー
あずきいろ
89人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妖狐の巴衛(プロフ) - マルメロさん» わかりました。ありがとうございます! (2018年3月25日 15時) (レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
マルメロ(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» お早い返事、ありがとうございます。そちら“にわか”と読みます。俄(にわか)…物事の急に起こるさま。という意味です。ここでは突然で信じられない。といった意味で使っております。 (2018年3月25日 13時) (レス) id: dcb3f35ff0 (このIDを非表示/違反報告)
マルメロ(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» (続けます)がありまして、披露宴では夢主とフエゴレオンさんは隣に座っている+新婦を嫌らしい目で見られて不快な気持ちになる+今の声はフエゴレオンさんだ。これらからフエゴレオンさんと表したものなのですが、分かりづらいものになっていたようならば訂正致します。 (2018年3月25日 13時) (レス) id: dcb3f35ff0 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐の巴衛(プロフ) - そうなんですね。ところで、「俄」なんとよむんですか? (2018年3月25日 13時) (レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
マルメロ(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» コメントありがとうございます。混乱させてしまったようで申し訳ありません。そちらのセリフはフエゴレオンさんのセリフとなっております。その直後に“隣で呟くように、小さく、あくまで陛下には聞こえないように囁かれたが、今の声はフエゴレオンさんだ。”という言葉 (2018年3月25日 13時) (レス) id: dcb3f35ff0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ