【ブラッククローバー】甘酸っぱい恋のキス

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リクエスト停止中
ちゅっちゅしてるだけです。
たまに進展します。

激甘とか書いてありますが、正直甘いというより甘酸っぱいやつもあります。

1年ぶりくらいに書いたものもあるので文章が急に変わったりします、いつか書き直すと思います。

リクエスト消化中なので、リクエストのコメはちょっと温めておいてください

リクエストは停止中です、あしからず。

ユノ
初めての

ノゼル・シルヴァ
甘いお酒

ゴーシュ・アドレイ
事故チュー

ラック・ボルティア
風呂上がり
代償(激甘)
雷(激々甘？)

クラウス・リュネット
嫉妬

レオポルド・ヴァーミリオン
二人っきり(激甘)
フレンチキス(激々甘？？？)

マグナ・スウィング
ポッキーゲーム(激甘)

ソリド・シルヴァ
年下(甘々)
拭く(激甘)

ランギルス・ヴォード
いたいの、いたいの(激甘)

13種類の結果パターン

今日は誰とキスしますか？ - 2024年4月19日

わたしはずるい女だ。

小さいころはずっと一緒にいた幼馴染のレオポルドは、歳を重ねるにつれて私と共にいなくなり、魔法と兄に追いつくことばかり考えていた。

しかし、悲しい出来事が起こった。

彼の兄、フエゴレオンさんが敵の手によって、植物状態になってしまったのだ。

レオポルドは、その事実に耐えきれなくなり、部屋にこもりきりになった。

私はその話を聞いて、嬉しいと思ってしまったんだ。

なんて最低だろう。

「レオポルド、入るよ」
返事はない。

「ご飯、食べなきゃダメだって」

「…お前か」

レオポルドは俯いた顔を少し上げ、力のない声で私を見た。

私は膝を抱える彼のもとに行き、かちゃかちゃとお盆を置く。

「いつまでも、落ち込んでたってしょうがないじゃない。フエゴレオンさんはいつか目覚めるよ。まだその時じゃないってだけ」

スプーンにスープを掬って、レオポルドの口元に寄せる。

「いつかって、いつなんだ」

翡翠の瞳を曇らせて、こちらを睨んでくる彼は今にも壊れてしまいそうだ。

私はスプーンを置いて、彼の頭を抱きしめた。

「大丈夫だよ」

胸の中の彼は震えた腕を私に置いた。

「やめろ！お前も…どこかに」

レオポルドは次の言葉をこくん、と飲み込んで眉を寄せた。

「いかない」

「でもっ…」

「私は、ずっとレオポルドのそばにいるよ」

こちらを真っ直ぐに見た彼が、今度は私の腕を寄せた。

「そうか…」
レオポルドは目を涙ぐませた。

「うん、平気」
私は彼の額にこつんと自分の額に合わせた。

レオポルドは安心した表情で、右手は私の後頭部に、左手は私の手を掴んで、唇を這わせた。

縋るようなキスに、とても可愛らしく見えてきて、私は手を握り返した。

「ん……」

下唇を挟まれたり、唇を舐められたりして、息が漏れた。

長いフレンチキスが終わると彼はこちらを見てクスリと笑った。

「はは、可愛い」

私はずるい女だ。

レオポルド・ヴァーミリオン:フレンチキス