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とそこで、再びリビングの扉が開いて
誰かが帰ってきたみたいだ。
入ってきた人は2人いて、
「うお、みんな揃ってるやん。怖っ！」
という小島の後ろに、
「いや別になんも怖くはないやろ 笑」
と優しく突っ込む人が居る。
あれ、この声どこかで聞いたこと…
と思いながらその人の顔が見えた時、
思わず「うそ…」と口から出てしまった。
だってそこにいたのは…
「あれ？さっきの電車の子？」
『……は、い』
紛れもなくさっき助けてくれたあのお兄さんで。
驚きすぎて、返事の声が上手く出せずにいれば、
声カスカスやで、と笑われて
その笑顔を見たらなぜか心臓がドキッとした。
小「電車の子？」
晶「正門くん知ってるんですか？」
「ああ、さっき練習行く前の電車でこの子の定期拾ったんよ」
「「へーぇ」」
無駄のない説明は事実とは違うけど、
痴漢のことを出さなかったのは
きっと私に気を遣ってくれているから。
2人ともそれ以上なにも不審に思わないようで、
その話題はそこで終わった。
どこまでも優しい人、と思うのと同時に、
この場にいるってことはこの人も…
と浮かんだ予想は次の言葉で確信に変わる。
「今日から新しくうちに住む人？」
『……そうです。』
「まさかこんなすぐにまた会うとはなぁ 笑」
『はい…』
「正門良規です、よろしくな。」
差し出された手に控えめに応えれば、
しっかりと握手されて、
それにまた心臓がドキッとする。
慌てて平静を装ったつもりでも、
「なんかAちゃん、一気に緊張してない？」
と大晴くんに突っ込まれる。
『え！？…そんなことないって！』
正「まあ今日初めて会うやつばっかやもんな？」
大「でもさっきまでと全然違うで？」
リ「そりゃ大晴の時とは態度も変わるやろ」
晶「最悪な第一印象ですからね」
大「はいごめんなさい、僕が悪かったです。」
小「え、何したん？」
話が逸れてくれてこっそり安心する。
自分でもよくわからないけど、
正門さんを見るとなぜか緊張してしまう。
また会えて嬉しかったことは間違いないのに。
Aハイツ初日の夜は、
そんなもやもやした気分で過ぎていく。
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ふぉんと(プロフ) - ぷりんさん» わ〜！とっても嬉しいです！ペースは良くないのですが、完走目指して頑張りますね！ありがとうございます！！ (2020年3月3日 22時) (
レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ふーかさん» 小島いいキャラしてますよね笑笑 更新頑張ります!!!!!! (2020年3月3日 22時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 初めまして。お話が面白すぎて一気に読んでしまいました！続きがとても気にまります〜！！更新されるのを楽しみに待っています！ (2020年2月27日 5時) (レス) id: 706c24fad1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 小島!!最高笑更新待ってます!!!!!!! (2020年2月26日 18時) (レス) id: 6f297082fe (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます！頑張りますね!!!!!! (2020年2月9日 22時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2020年1月29日 22時
