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「アキはね、小さい頃に親が離婚してて、お母さんと2人で暮らしてるんよ。お母さんは看護師さんで忙しくてね…」
『だからここに預けられてるんですね？』
「そう、小学校入ると同時にうちに来るようになって。けど最初は全然誰にも心開かなくてね…
で、今年の春から健くんが入ってきて、そしたらなんでかアキが健くんだけには懐いたの 笑」
『小島だけ…不思議ですね…』
「本当にねぇ。まあこっちとしては嬉しいことやけど…」
小島と遊んでるアキちゃんはとても楽しそうで、
なんとも微笑ましい光景だ。
そんな二人をボーッと見ていると、
そこにアキちゃんよりは年上な感じの
女の子二人がやってきた。
2人ともソワソワしながら押し合っていて、
何か言いたそうな顔をしつつ何も言わないので、
園長先生が「どうしたん？」と声をかける。
「えっと…小島くんの彼女さんですか？」
『…うん、そうだけど』
そう答えると2人が顔を見合わせて、
一気に詰め寄ってきた。
「あの！高級外車でドライブデートってどんな気分なんですか？？」
『え！？』
「夜景の見えるレストランって、いくらくらいするんですか？？」
『夜景の見えるレストラン！？』
なんの話か全くわからずポカーンとしていると、
「ちょっと、小島くんがお金払ってるんやからそれはわからへんやろ！」
と一人の子がつっこむ。
「あ、そっか。彼女さんは値段知らないか…」
「女に財布出させるような男はあかん、覚えとけよ！っていつも言ってるやん！」
「そうやった！！」
『……それ、全部小島から聞いたのかな？』
「「はい！！」」
『(あの野郎…)』
話を聞けば聞くほど、
金持ちのロマンチストのようなイメージを
小島に対して持っているようで。
小学生相手に何吹き込んでるんだ！と
本人に突き付けたいけど、
目の前の期待に満ちた2人を見るとそうもいかず…
結局話を合わせるしかなかったのだった。
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ふぉんと(プロフ) - ぷりんさん» わ〜！とっても嬉しいです！ペースは良くないのですが、完走目指して頑張りますね！ありがとうございます！！ (2020年3月3日 22時) (
レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ふーかさん» 小島いいキャラしてますよね笑笑 更新頑張ります!!!!!! (2020年3月3日 22時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 初めまして。お話が面白すぎて一気に読んでしまいました！続きがとても気にまります〜！！更新されるのを楽しみに待っています！ (2020年2月27日 5時) (レス) id: 706c24fad1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 小島!!最高笑更新待ってます!!!!!!! (2020年2月26日 18時) (レス) id: 6f297082fe (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます！頑張りますね!!!!!! (2020年2月9日 22時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2020年1月29日 22時
