1.20 ページ21
・
私の歓迎会、という名のどんちゃん騒ぎが始まって
早2時間くらいが経った。
みんな楽しそうに騒いでて、
最初は一緒に笑っていたけど
少し疲れてきたので一旦隅っこで休憩。
すると晶哉くんがコップを持って隣に座る。
晶「Aちゃん、なに飲んでるん〜？」
『ああ、梅酒サワーかな』
晶「え〜、美味しそう！！」
僕のと交換しましょ〜？と奪われそうになるけど、
彼はまだ未成年だということを思い出す。
『だめ。晶哉くん高校生でしょ？』
晶「ちぇーっ、Aちゃんならいけるかなぁって思ったのに。」
『私のこと舐めすぎ！』
晶「だって〜、みんな飲んでるのに僕だけ…ずるい！」
『それは年齢のせいだし、」
晶「ていうか未成年かどうかで言えばAちゃんも、なんならあそこの2人もアウトやん！」
ちょっと離れたとこで盛り上がっている
小島と大晴くんを指さして
3人ともまだ19歳やん！と駄々をこねる晶哉くん。
それを言われると何にも言い返せない。
大学生になったら暗黙の了解で飲んでるけど、
それを理由にするのは確かにちょっとずるい。
晶「19歳はええのに17歳はあかんの？」
『う、それは…』
晶「ほら〜、あかん理由ないやん！交換しよ、」
『あ、こら！ダメだって…』
正「こら晶哉。Aちゃん困ってるやん」
晶哉くんにコップを奪われて焦っていれば、
横から伸びた正門さんの腕が取り返してくれる。
よかった…このままじゃ流されるところだった。
とこっそり胸を撫で下ろす。
晶「うわ、正門くんは騙せへん…」
『なにそれ、私は騙せるみたいな言い方！』
晶「だって今あとちょっとでいけそうやったもん。」
『そ、そんなことないし！』
晶「あ、その反応は図星やったんや？」
正「ほーら、 "本日の主役"を苛めたらあかんで？」
正門さんにいなされた晶哉くんは、
はぁーい。と拗ねながら返事をして、
次は大晴くん狙いに行きますわ。と席を立った。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぉんと(プロフ) - ぷりんさん» わ〜！とっても嬉しいです！ペースは良くないのですが、完走目指して頑張りますね！ありがとうございます！！ (2020年3月3日 22時) (
レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ふーかさん» 小島いいキャラしてますよね笑笑 更新頑張ります!!!!!! (2020年3月3日 22時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 初めまして。お話が面白すぎて一気に読んでしまいました！続きがとても気にまります〜！！更新されるのを楽しみに待っています！ (2020年2月27日 5時) (レス) id: 706c24fad1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 小島!!最高笑更新待ってます!!!!!!! (2020年2月26日 18時) (レス) id: 6f297082fe (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます！頑張りますね!!!!!! (2020年2月9日 22時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふぉんと
| 作成日時：2020年1月29日 22時
