バ先の生意気くん��🧡 ページ6
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大「先輩、次の土日暇っすか？」
『うん、空いてるよ！』
大「映画観に行きません？」
あの電撃告白から2週間後
なんやかんやあって私たちは付き合うことに。
とはいえ、まだバイト終わりのご飯くらいで
ちゃんとしたデートは初めて。
だからなんだか緊張して
そわそわしたまま迎えた当日。
「ね、あの男の人めっちゃよくない？」
「わ、顔綺麗〜アイドルみたい！」
『(へぇ…一体どんな、って…え！？)』
見知らぬ女の子達が話す先にいたのは、
福も…いや、大晴くんだった。
(呼び方変更中で間違うと怒られる。)
慌てて駆け寄ると私に気付いて携帯をしまう。
『ごめんお待たせ！』
大「……あ、うっす。」
『じゃあ行こっか、今日観る映画ってどれ…ん？』
なんだかじっと見つめられていて首を捻ると、
大晴くんが口を開く。
大「先輩の私服、そんな感じなんすね…」
『え？うん、バイトの時は着替えやすい服だけど流石に今日は…』
大「…可愛い。」
『へっ！？』
不意打ちの可愛いにダメージを受けていると、
行きましょ、と手を取られる。
わ、なんかカレカノっぽい…！
とか言ったらまたアホだと思われそうだから、
内心バクバクしながら着いて行った。
『うっ、ぐすっ、』
大「いや泣きすぎ 笑」
『だってぇ…』
今日見たのは動物感動系で、
この手の話にめっきり弱い私は
映画館を出てもなお、涙腺がガバガバだった。
そこでふと気づく。
大晴くんは本当にこの映画を見たかったのか？
もしかして、私に合わせてくれてる…？
『ね、もしかして、』
大「ぶはっ、」
『え。』
大「や、すんません…ただマスカラ取れてひじきみたいになってるから…笑」
『えぇ！？ちょ、トイレ行ってくる！！』
ダッシュでトイレに駆け込み鏡を見たら、
まあ酷い有様で深いため息をつく。
なんてお見苦しいものを…とにかくまずは直さねば。
いつもより丁寧にメイク直しをして、
なんとか人前に出れるくらいになったところで
戻ろうとしたら…
「お兄さん、今1人ですかぁ？」
「これから飲むんですけど、一緒にどうです〜？」
大「いや、人待ってるんで。」
げげっ…なんという王道な逆ナン。
大晴くんになびく素ぶりはないけど、
待ち合わせの時といい、
やっぱりモテるんだなあと実感する。
と同時に、なんでそんなモテモテな人が
私を好きになってくれたのかわからなくなった。
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ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» 全部大好きとのこと、本当に嬉しすぎます…！🥲こちらは思いつきベースなのでさらにペースが不安定ですが、Aハイツの続きももし書けたら書きたいと思っているので、その時は楽しんでもらえるよう頑張ります！ (6月19日 23時) (
レス) id: 15064ae05f (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - Aハイツとかの番外編をたまに見れるってことですか、？最高です😭ふぉんとさんのお話全部大好きなのでありがたいです😭これからも更新頑張ってください❗️ (6月18日 14時) (レス) @page5 id: a958b1a50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年6月14日 2時
