きみに降参🚃 ページ3
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それは唐突にやってくる。
R［あ、もしもしAちゃん？もう耳に入ってたらあれだけど、］
『はい、なんでしょう？』
RINさんからの電話の内容をまとめると、
今度佐野くんがラブストーリーに出るらしい。
主演ではないものの、
脇役の彼にもそれなりのシーンが控えている、と。
R［よくある話だけど、晶哉はこういうの初めてだと思うから念のため…余計なお世話だったらごめんね！］
『…いえ、大丈夫です。お気遣いありがとうございます。』
R［(あれ、声から感情消えてる…？)ほ、本当に大丈夫？］
『はい、全くもって問題ありません。この仕事をしている以上、仕方がないことですので。』
RINさんにお礼を言って電話を切る。
落ち着いて、私。これは仕事。
間違っても寂しいなんて思ってはいけない。
よし、気を引き締めないと。
晶「Aさーん、会いたかったー」
『おかえりなさ、わっ！ちょっと…』
その日の夜は元々佐野くんが来る予定で、
ピンポンが鳴って玄関を開けた途端、
のしっと私に抱きついて…もはや倒れ込んでくる。
そのままぎゅーっと抱きしめられて、
すんすんと鼻をきかせていて。
『(本当に犬みたい…)』
晶「あーいい匂い…」
『…さっきお風呂入ったからですかね？』
晶「ううん、Aさん自体からええ匂いがする」
『そうですか…？自分じゃわかんなくて、』
晶「わかんなくていいの。この世界で俺だけが知ってれば。」
そう言ってふにゃぁっと笑う姿に
思わず心臓が痛くなる。
…これを別の誰かにやるのか、と。
そのまま近付いてキスされそうになって
ハッとして彼の口を手で塞ぐ。
晶「ん！…はんへ(なんで)！？」
『…だ、駄目です。手洗いうがいしてから！』
晶「……わかった。」
お預けをくらった犬、いや佐野くんが
渋々私から離れる。
その一方で私は目を覚ませ！と
自分で自分を殴りたい衝動に駆られる。
言った側から嫉妬してどうする。
ところがそのあとも続く攻防戦。
お風呂から上がればすぐにくっついてくるし、
寝ようとすれば一緒に布団に入ってくるし。
晶「なんっで逃げるん！？」
『逃げてないです、ただ今日はソファの気分で…』
晶「あかーん！何日ぶりに会えたと思ってんねん！！」
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ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» 全部大好きとのこと、本当に嬉しすぎます…！🥲こちらは思いつきベースなのでさらにペースが不安定ですが、Aハイツの続きももし書けたら書きたいと思っているので、その時は楽しんでもらえるよう頑張ります！ (6月19日 23時) (
レス) id: 15064ae05f (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - Aハイツとかの番外編をたまに見れるってことですか、？最高です😭ふぉんとさんのお話全部大好きなのでありがたいです😭これからも更新頑張ってください❗️ (6月18日 14時) (レス) @page5 id: a958b1a50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年6月14日 2時
