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大「先輩のその、目の前のお客さんを喜ばせたい気持ちは、めっちゃいいと思いますけど…」
そう話す福本くんはなぜか少し顔が赤くて。
なんでか聞こうと思ったら、
オーダーが入ってしまいそこで時間切れに。
フロアに戻ってまた忙しく働きつつも、
頭の片隅にはさっきの福本くんがチラついていた。
「お姉さん、トイレってどこー？」
『あ、お手洗いでしたらそこの突き当たりを左に…』
「うーん…俺酔って上手く歩けへん…案内してくれるぅ？」
『だ、大丈夫ですか？行きますよ？』
酔っ払ったお客さんを支えながら
なんとかトイレの前まで連れて行った。
と思ったら、両手で壁ドンされて
気付いたら逃げられなくなっていて。
『へっ、あの、これは…』
「お姉さん可愛いね。名前は…Aちゃんか」
『(しまった名札か…！)あのお客様、こういうのは、』
「Aちゃん、めっちゃ俺のタイプやわぁ、このまま抜け出そうや」
『いえ…仕事中なので困ります！』
そうなるべく強気で言い返しても、
ヘラヘラ笑うばかりで届いているのかわからない。
そのままさらに距離を詰められそうになって、
咄嗟に目をギュッとつぶったら…
大「お客様、困ります。今すぐ離れてください」
「っ、痛ってぇな…おい、客に暴力って、」
大「嫌がってる女の子力づくで襲う方がアウトでしょ」
いつの間にか現れた福本くんが
困ったお客さんの腕を掴んでいた。
舌打ちして戻っていく姿にホッとしていると、
福本くんもそのまま戻ろうとするから。
『っ、待って！』
大「っ、…だからエプロンの紐は、」
『助けてくれてありがとう！…でもよく気づけたね？』
ここはフロアからは死角なのに、
と不思議に思っていると、
また顔が赤くなった福本くん。
大「…なんで気づけたのかって、知りたいっすか？」
『え？うん、知りたい。』
大「……俺ずっと先輩のこと目で追ってるんで。」
『……へ？』
思ってもみなかった言葉に思考停止する。
すぐには言われたことを飲み込めなくて、
5秒くらいしてから、顔がじわじわ熱くなる。
大「こんな感じで言うつもりやなかったけど…
俺、A先輩のこと好きっす。俺と付き合ってくれませんか？」
まさかの急展開に、
その後のバイトをどう乗り越えたのかは覚えてない。
to be continued...?
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ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» 全部大好きとのこと、本当に嬉しすぎます…！🥲こちらは思いつきベースなのでさらにペースが不安定ですが、Aハイツの続きももし書けたら書きたいと思っているので、その時は楽しんでもらえるよう頑張ります！ (6月19日 23時) (
レス) id: 15064ae05f (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - Aハイツとかの番外編をたまに見れるってことですか、？最高です😭ふぉんとさんのお話全部大好きなのでありがたいです😭これからも更新頑張ってください❗️ (6月18日 14時) (レス) @page5 id: a958b1a50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年6月14日 2時
