【オリジナル】ひねくれちゃんと弄られくん

４話 ページ5

「部活、入る？」

学校生活にも徐々に慣れ、いつも通り過ごしていたある日、りんからそんなことを聞かれた。

「今は予定ないかな」

アタシは直ぐに答えた。
と言っても、最初から入る予定なんてないから。

部活ってなんか、努力〜！とか青春〜！って感じがしてなんかイヤだし、きっと練習はキツいだろうから。

後、自由が第一だから。

「緒方は部活とか入るの？」

アタシは話す話題を探して、緒方に話し掛ける。

「いや別に...」

緒方は入るわけがない、と言わんばかりにそう答えた。

「青春したくないのぉ？」

面白くないので、アタシは若干、緒方を煽るようにして訪ねた。

「い、いや別に何でもいいだろ...」

おお〜これは図星の反応。

「恋してるのぉ？」

今日のアタシは調子がいい。
さらに勢いをつけて、緒方を煽った。

そのまま煽り続けた結果、緒方は顔を真っ赤にして、逃げ出した。

ヤバい、これ楽しい。
さすが緒方。お子様というかなんというか、単純すぎてからかいがいがある。

よし、暫くこのネタを使ってからかおう。

...毎日が飽きない。こういう“普通の人間”として人を弄るのも楽しい。

どうせ部活にも入らないし人生楽しも。

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