26話 ページ27
「転校生が来たぞー」
朝のホームルームで言われたのがこれ。
え、聞いてないんですけど。てか今10月の下旬。季節はずれ過ぎっしょ。
ま、興味はあるけどね。
「じゃ、入っていいぞ〜」
先生がそう言って合図した。
少し間が開いて、ドアが開いた。
...女子?
その子はどこか暗い雰囲気を纏っていて、いかにもって感じの子だった。
「じゃ、自己紹介」
先生がそう言うと先程と同様、その子が話し出すのには少し間が開いてしまっていた。
慣れてないのかな。
「...
へえー。満ちゃんかぁ。
アタシは純粋に興味がある。
今まで会ったことのないタイプだから。
でも、みんなは違うみたい。
「いじめられて来たんでしょ」とか「うわー」とか言ってた。
...こういうのは良くないかな。
アタシは心の中で思ってる事がバレないように素っ気なく言ってみた。
「あのさみんな、煩いから黙ってくんない?」
アタシはクラスの中でも結構権力を持っている方だ。
アタシの言葉を聞いた瞬間、教室が静まり返った。
「ありがとう、夏生。さ、授業が始まるから席に着いとけ〜」
先生に感謝されちゃった。ラッキー。
すると、アタシの真意に何となく気付いたのか満ちゃんが目を見開きながらこっちを見る。
それに対してアタシはウィンクを返して席についた。
好感度、上がっちゃったかもね〜
なんてね。多分違うよ。
アタシは一見ガラの悪いヤツに見えるから助けたのが意外だったと思う。
...気にしてんだけどなぁ。
授業が終わって休み時間になった。
アタシはクラスメートと普通に話してたけど、先生の指示で満ちゃんに学校案内をしてあげることになった。
「アタシ、夏生叶恋。よろしく」
案内をする前にアタシは自己紹介をした。
すると、「知ってる」なんて返されちゃった。
「ねえ、夏生さん。何で私を助けたの?」
案内をしているとそう聞かれた。
アタシは「叶恋でいいよ」なんて答えながら理由を言った。
「何となく。人類ビョードーだしね」
アタシはおちゃらけたように言ってみせた。
満ちゃんは驚いたように「叶恋さんってそんな人だったんだ」と言った。
やっぱりそんなイメージなんだねぇ...しょげるわぁ。
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花蓮(プロフ) - 少しでも興味を持ってくださったら「オリキャラ・夢主作ります」で調べて、コメント下さい! (2017年9月17日 13時) (レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 初めまして!花蓮という者です!普段は「きゃらふと」様を使って、女の子を作っています。突然で申し訳ないのですが、夏生叶恋ちゃんを作っても良いでしょうか?気に入って貰えたら使って貰って構いませんし…是非考えておいて下さい! (2017年9月17日 13時) (レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオ | 作成日時:2017年9月14日 17時