10話 ページ11
「はあ!?」
アタシは思わず取り乱した。決してばれなかった工作に気づかれたんだもの。
「夏生さんは迷っている。そうだろ?」
何なのこいつは。
只の弄られキャラかと思ったらいきなり攻めてきやがって...
アタシが返事出来ずにいると、緒方はニヤニヤした顔で言ってきた。
「わりと分かりやすいね、夏生さんって。ひねくれてるとは思ってたけど」
「あのさ、一つ質問があるんだけど」
アタシは気になって訪ねた。こういうこと聞く状況じゃないと思うけどさ。
「何だ?」
「何で、そこまでしてアタシの事言うのさ。」
アタシが聞くと、今まで余裕そうにアタシを問い詰めていた緒方は顔を赤くした。
そして、深呼吸をして、決意した。
彼は、アタシの目をまっすぐ見て言った。
「夏生さんが、好きだからだぁー!!!」
何これ恥ずかしい。
そして、当の本人緒方はもっと恥ずかしそうにしていた。
言わなければ良いのに。
けれども、ひねくれているアタシにはその言葉は届かなかった。
それどころか、アタシは少しイライラしていた。
追い詰められているみたいで。
アタシは、緒方に何も返事をせず、その場から逃げてしまった。
情けない。でも、彼は、追いかけてこなかった。
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花蓮(プロフ) - 少しでも興味を持ってくださったら「オリキャラ・夢主作ります」で調べて、コメント下さい! (2017年9月17日 13時) (レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 初めまして!花蓮という者です!普段は「きゃらふと」様を使って、女の子を作っています。突然で申し訳ないのですが、夏生叶恋ちゃんを作っても良いでしょうか?気に入って貰えたら使って貰って構いませんし…是非考えておいて下さい! (2017年9月17日 13時) (レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオ | 作成日時:2017年9月14日 17時