関係を巻き戻すには【stym】

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貴方side



『るぅと、くん』

る「Aちゃん、もいるんですね…」

るぅとくんからはころんくんで影になって私が見えなかったらしい。

、、え？やばいどうしよ。

急にシーンって、、いやさっきもシーンとはしてたけどさ！？こんな気まづい感じのシーンではなかったじゃん？！



こ「るぅとくん、ごめん。少しだけ待ってくれない…？」

少しの涙声で精一杯のような声を出す。




る「…嫌、です。ころちゃんに話したいことがあります。」


るぅとくん…言うの、かな？
ちゃんところんくんに好きだって…

すごいなぁ、私じゃ言えないよ。向こうから言ってくれないと、「好き」の2文字でさえ怖くて言えない。


る「Aちゃん、少しころちゃん借りていいですか？」

『あっ…』


私はるぅとくんの恋を応援したい。したいんだ、だから、、


こ「A…？」

『うん…いいよ、ころんくんまた明日聞いていい？』


どちらがいいのか、私には分かっていた。自分的に良いのは、ころんくんを引き止めることなのに、、、

それでも私は少しでもるぅとくんの助けになりたかった。



あれだけ勇気を振り絞って告白してくれたのだから。



る「ありがとうございます、今日はもう帰っててもらっていいですか…？委員会のことはこちらでやっておくので」


『うん。わかった。また明日ね』


こちらを目を見開いて見ているころんくんには、気付かないふりをして階段を駆け下りる。


またか…勝手に涙が溢れ出るなんて


私の足は待たせていた莉久くんが居る教室へ向かっていた。

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