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#__23 ページ23

ASide









あ「ハァ…ハァ………ッ」



廉「足速すぎやろお前…笑」








全速力で教室まで走ったわたしと


追いかけて走ってきた廉。






冗談交じりにははっと笑いながら話す廉だけど


混乱しててうまく返事ができない。









あ「ねえどうしよう、わたし…」



廉「お前さ、紫耀のこと好きなん？」









わたしをさえぎるようにそう言った廉。



振り返ると

茶色い澄んだ瞳でじっとわたしを見つめていた。









あ「わからない…」


廉「え、じゃあお前なんで









.









泣いとるん？」



あ「え？」









その時


1粒の涙が頬を伝って床に落ちた。

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作者名：Mil. | 作成日時：2017年8月1日 22時

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