LOVE SONG ［ Sho ］ (ページ21)

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ASide

くじ引きの日から、数日経ち

運動会練習始まってます！

わたしのペアは廉

紫耀ではなかったけど、慣れてる人で良かった。

「「 1 . 2 . 1 . 2 」」

わたしも廉も運動は得意だから

練習は順調に進んでいく。

廉「疲れたな、休憩しよか」

あ「だね…」

日陰で座って持参したスポドリを飲む

…暑い、暑すぎる。

5月とは思えない暑さ

こんな暑さだからか、どこのペアもまともにやってなくて。

廉「まあ、こんな暑いとやる気失せるよな。笑」

隣で笑ってる廉。

ただでさえ色黒なのに

もっと黒くなってる気がする。笑

廉「…どしたん？そんなみて、、惚れた？」

あ「いや、黒いな～って」

廉「なんやそれ、期待した俺が馬鹿だったわ」

あ「ごめんよ～～」

なんてふざけた会話をしてから

立ち上がった廉。

廉「教室にタオル忘れたから取ってくるわ」

あ「…ついてく」

ひとりでいるのも寂しいし

教室は涼しいだろうからついていくことにした。

廉「俺のこと好きすぎひん？」

あ「勘違いしないで」

廉「俺は好きやけどなぁ」

あ「へーさんきゅ」

廉「少しは興味持てやぁー！！」

2人でケラケラ笑いながら校舎に入る

廊下を歩き、ふと窓の外の中庭を見ると

あ「あれ？？」

夏海と紫耀の姿が。

廉「あいつらここで練習してたんやな」

あ「めっちゃ涼しそうじゃん、うらやましー！」

校舎の影になっている中庭は

日差しが当たらないのですごく涼しい。

あ「わたしたちに気付いてないね、、

おーi (( 廉「ストップ」

大きな声で2人を呼ぼうとした瞬間

廉がわたしの口を塞いだ。

廉「雰囲気的にやばそうやしやめとき」

ベンチに座った2人は何か話していて

夏海が下を向いて俯いている。

するとその瞬間

「「！？！？」」

紫耀が夏海の頭を優しく撫でた。

夏海も顔を上げ

笑顔で見つめ合う2人。

あ「…ッ！！」

初めての感覚。

胸が締め付けられるように痛くて

悪い予感がして

これ以上見ていられなくて

廉「Aッ！」

後ろから聞こえる廉の声を無視して

教室に走って行った。