検索窓
今日:25 hit、昨日:49 hit、合計:16,390 hit

【41】・お似合いな二人。 ページ43

『Noside』
止める気の無いエンマ大王は、さらに距離を詰めてAの頬を軽く撫でる。

エンマ「顔真っ赤だな、照れてるのか?」
A「違いますからっ!調子に乗り過ぎですよ!」

プイっと顔を背けてるAのお怒りな様子に、反省よりも愛おしさの方が勝ってしまっているエンマ大王。
(人前で、彼女の可愛さに悶えるのは滅多にない事)

A「ほら、離れてください!」
エンマ「何でだよ、このままでも良いだろ?」
A「良い訳無いです!離れてくださいって!」

“仕方ない”と言って、エンマ大王が離れるとAは恥ずかしさでどうにかなりそうだった。
そして、イチャつく二人を目の当たりにしたアキノリ達はポカンとしていた。
だけど、ナツメだけは興味津々と言わんばかりに目を輝かせる。

ナツメ「エンマ様とAさんって、凄くお合いですよね!」
A「えっ?!」
エンマ「そう見えるか?」

お似合いという言葉に、エンマ大王は嬉しそうにする。

ナツメ「はい!」

純粋無垢な笑顔で言われ、Aはナツメに対して強く言えなかった。
その代わり、浮かれてるエンマ大王を一瞬だけ般若の如く睨み付ける。

エンマ「可愛い顔が台無しになるぞ」
A「大王様は黙っててください」
エンマ「俺だけ当たり強いな」

好きな子ほど意地悪したくなる様な感じで、Aが恥ずかしがる事をわざとするエンマ大王なのだ。

ナツメ「(エンマ様とAさん、本当に仲の良い夫婦みたい)」

二人の関係が気になっていたナツメだが、何となく察したのであった。

【42】→続き(※ギャグっぽい)→←【40】・デザートを召し上がれ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。