【40】・デザートを召し上がれ。 ページ42
『Aside』
ナツメちゃん達の部屋に着いて、声を掛けてから襖を開ける。
A「失礼します」
ナツメ「あっ、Aさん!どうぞ、中に入ってください!」
遊んでるアキノリ君達にも声を掛けたナツメちゃんは、座卓(テーブル)に座った。
A「約束していたデザートです。お気に召すか分かりませんが....かなりの自信作を作りました」
デザートを出すと、ナツメちゃんとアキノリ君は目を輝かせている。
トウマ君も驚いていた。
ナツメ「Aさん凄っ!」
アキノリ「もうプロの域を超えてる!」
トウマ「どれも美味しそうだよ」
皆優しいなぁ....
A「そう言って頂けるだけ嬉しいです。早速、召し上がってください」
一斉にデザートを口に運んだナツメちゃん達。
ナツメ「ん〜!メロンタルトより甘さが増して美味し〜!」
アキノリ「めちゃくちゃ美味しいです!」
トウマ「お菓子作りが、とても上手なんですね」
ナツメ「Aさん、作ってくれてありがとうございます!」
A「いえいえ、皆さんに喜んでもらえて良かったです」
なんて話してると、隣に居たエンマが話し掛けてきた。
エンマ「流石、自信作なだけあるな。Aが作るなら、何個でも食べたくなる」
A「褒めても何も出ませんよ、大王様」
エンマ「即答か....」
私達の様子を見ていた三人は、ニコニコと笑っている。
トウマ「仲良いですね」
ナツメ「Aさんのノールックツッコミで戸惑うエンマ様の絵面、面白過ぎるでしょ笑」
アキノリ「慣れたような口調だったし笑」
その言葉にポカンとしていると、エンマが距離を詰めてきた。
A「ち、近いですよ....」
エンマ「いつもの事だろ?」
トウマ君とアキノリ君は呆気にとられていて、ナツメちゃんに関しては顔を手で隠して指の間から私達を見ている。
A「恥ずかしいのでお止めください!」
不敵な笑みを浮かべてるエンマは、この状況を面白がっていた。
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作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時