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Aが満足いくまで食べ切ったあと、Aをおぶって病院へ向かった。隣の神威はAに説教を続けているが、Aはそれをヘラヘラと聞いているだけだった。
「オイ、警察来てんじゃねェか」
「A終わったね。精々泣くまで怒られてなよ」
「私、メンタルだけは強いから！」
その言葉に「知ってらァ」と返すと同時に、Aのお婆さんの隣にいた沖田がもの凄い形相で走ってきた。
「あ、そうくん。おはよう〜」
「おはようじゃねェ、なんでお前逃げ出したんでィ。こっちがどれだけ心配したか分かってんのかィ」
「神威くんと同じこと言ってる！あはは！って痛い！！」
「お前本当能天気な奴だね、沖田、もっと言ってやりなよ」
「沖田、コイツは腹が減ったのが我慢出来なくて病室から飛び降りたんだと。」
「…はァ？…てめェ、運動神経は良いと思っていたがここまでとは思ってなかったぜィ。ふざけんな」
「怒ってる…どうしよう高杉」
「お前が悪いに決まってんだろ、A」
沖田が本気で説教モードに入ったからか、俺の首に縋り付くA。それに少々の胸の高鳴りを感じた。
その時、「A、おはよう」とAとお婆さんが微笑みながらこちらへ歩んできた。
「おはよう！ごめんなさい、勝手に抜け出して」
「オイ、何で俺には謝らねェんでィ」
「そうくんも、神威くんも、高杉もごめんね」
「…今度からは気をつけます」とシュンとしたAが言う。そこに容赦なくAのお婆さんが「入院一ヶ月以上かかるらしいわよ」と言う。
「えェ！一ヶ月もあるの！？」
「当たり前だろうが。お前言っとくが、骨折れてんだぞ」
「痛いと思ってたよ、そこまでとは。」
「本当馬鹿だね。…まァ、遊びにきてあげるよ」
「本当！？きてきて！絶対おやつ買ってきてね！」
「本当救いようのない能天気だなお前は」
「でもそんな私もすきでしょ！私も好きだよ高杉ィ〜！」
「気持ち悪ィ、やめろ」
「…神威くゥん」
「キモイ、寝ろ」
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ミズキ(プロフ) - ミカさん» ありがとうございます！不良コンビが親友だったら自由だろうなあと思いこの2人にしました！笑 不定期更新ですが応援宜しくお願いします！ (2019年9月21日 10時) (
レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 高杉と神威が親友なんて最高じゃないですか！でも、沖田君切ないですね...続きがとても気になります。更新無理せず頑張ってください＾＾楽しみにしてます！ (2019年9月20日 21時) (レス) id: ee1104400e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミズキ | 作成日時：2019年9月14日 13時
