【銀魂】恋のシチュエーション ２ 【高杉晋助】

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銀八side



「よォ」


「銀八さん！」


ついこの間入院した生徒、Aのお見舞いに来て声をかけた。するとAは俺が2日前ほどに持ってきたチョコプリンを食っていた。


「オイオイAよォ、元気すぎて引くぜ俺ァ」


「でもこんなに腕にいっぱいつけてるんだよ、心配してよもっと！」


「神威くんと高杉とそうくんなんか泣いてくれたんだよ」と口を尖らせて言うA。そういえば昨日いなくなったと電話がきて驚いたな、なんて思い出す。


「そういや、昨日逃げ出したってどこに行ってたんだよテメー」


「ファミレス」


「…はァ？」


「お腹すいてるの我慢出来なくってさ。あそこの木あるでしょ？そこまでここからジャンプしたの」


それに俺は倒れそうになる。なんだこいつは、と。いや去年から規格外のアホさ、だと認知はしていた。


「お前は本当に…」


「え？なに？」


「まァいい。ほら、これ持ってきたから食えよ」


「ほんとに！？さすが銀八さん！いい男〜！」


「当たり前ェだろ元からだ」


それを差し出し、喜ぶAを見て元気そうだな、と確認した後「んじゃ、これで帰らァ」と言う。
Aは、「お菓子ありがとう！お仕事頑張れ〜！」と呑気そうに言う。


「てめェももう馬鹿なことすんじゃねェぞ」


「了解了解！じゃあね！ばいばい！」


「あァ」


春川Aは、本当にすごい女だと思う。



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