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現在、ファミレス。

私は神威くんの隣に座って、彼とメニューを見ている。高杉はそんな私たちの様子を見て溜息を吐く。


「高杉ィ、幸せが逃げちゃうよ」


「うるせェ、ほっとけ」


「うわーん神威くん!」


「うるさい」


「はァ!!?」


そんな冷たい対応に少しショックを受けるが、神威くんはニコッと笑って「俺この一番でかいパフェ」と言う。


「じゃあ私もそれで」


「神威、お前の分は奢らねェぞ」


「は!?前奢ってくれるって言ったじゃん!」


「言ったか?」


「言った!」


「言われたが、了承した覚えはねェ」


「うわ〜神威くん」


二人の間にそう言うと、少し機嫌を悪くした神威くんが足を踏んでくる。容赦ない力だ。


「いったァ!?」


「さっきうるさいって言ったよね?」


「ご、ごめんなさ」


「フッ」


「あン!?何笑ってんだ高杉ィ!!」


高杉の方へ飛びつくが顔を押し返され、体だけ彼の元へ。ぐぐぐ、と顔を戻そうとしても戻らない。クソ、馬鹿力。


「本当二人とも私に対して容赦ない〜。好きだけど〜」


「何なの今日、きっもちわるい」


「高杉はそんなこと思わないね〜偉い子だね〜」


「気持ち悪ィ」


「はァ!?」と言ったのと同時に神威くんがベルを鳴らした。そして慣れたように店員さんに注文していく。ついでに唐揚げとポテトを頼んだのを私と高杉は見逃さなかった。


「神威くん!」


「神威てめェ…」


「ははは、いいじゃん」


「神威くん本当素敵!ありがとう〜!!」


「それほどでも?あるかもしれないけど?」


「お前ェらいつにも増してテンション上がりすぎなんだよ。うるせェ」



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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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ミズキ(プロフ) - 亜水さん» わかります。。この小説は私の憧れを詰め込んでます笑 (2019年9月8日 8時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - いいなー、こんな日常。ふとしたところで幸せを感じそう。 (2019年9月7日 23時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!亀更新ですが応援してくださると嬉しいです、!(><) (2019年8月16日 19時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とっても面白いこの作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミズキ | 作成日時:2019年4月7日 20時

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