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授業開始のチャイムが鳴った後 銀八さんが「体育祭の競技決めるぞ〜」と言ってジャンプを持って入ってきた。その緩さには慣れない。
「ンじゃまず、男子800メートルリレー決めるか」
と言ったあと銀八さんは私の方へ目を向け、ニヤッと笑ったあと高杉の方を向き「じゃあ一人は高杉な〜」と言って黒板へ高杉の名前を書く。
銀八さんたまにはやるじゃん!と思い思わず小さくガッツポーズしてしまう。一方高杉ははァ?というような顔で銀八さんの方を向いている。
「(やった〜、高杉が走ってるところなんてみるの珍しいしな〜)」
男子のリレーは着々と決まっていき、十四郎くんとそうくんと近藤さんと高杉の4人で決まった。
そして私は借り物競争に出ることになった。その事を放課後高杉と帰っているときに伝えた。
「高杉〜、頑張ってよ??」
「めんどくせェ」
「頑張ったらこのAチャンが何か奢ってあげよう。てか体育祭誰か来る?知り合いとかさ」
「神威が来るんじゃねェか」
「ぅげ、神威くん…あの子ものすんごいスキンシップ激しいんだよなあ」
「ククッ、アイツはお前に会うの楽しみに来てるだろうよ」
「え〜、私は別に…」
「何?俺の話?」
「ぎゃァ!!神威くんいつの間に!?」
「ぅげ、神威くん…あたりから」
「で?俺に会いたくないの?A?」と私の肩に手を回し顔を覗き込みながら聞いてくる。もはや脅しと言えるそれに私は逆らうことは出来なかった。
「イヤイヤ、神威クンニアウノタノシミダナーッテオモッテ」
「あ、そう。ならいいんだけど。今度そんなこと言ったら半殺しね」
「た、た、高杉…ってオルァ!!逃げないでよちょっと!!」
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ミズキ(プロフ) - 亜水さん» わかります。。この小説は私の憧れを詰め込んでます笑 (2019年9月8日 8時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - いいなー、こんな日常。ふとしたところで幸せを感じそう。 (2019年9月7日 23時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!亀更新ですが応援してくださると嬉しいです、!(><) (2019年8月16日 19時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とっても面白いこの作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2019年4月7日 20時