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それから私たちは談笑をしながら昼食を終えた。歩きながら影がある方へ向かっている途中「次は男子800メートルリレーです。準備してください」というアナウンス。それに高杉は「げ」というような顔をする。



「昼飯の後かよ…」


「うわ〜、高杉ドンマイ!でも大丈夫、私が応援するから!」


「お前に応援されても足は速くならねェよ」


「え、なんかちょっと怒ってるじゃん…」


「俺が代わりに走ってやろうか?」


「代わってもらいてェところだが、生憎担任が走れ走れってうるさくてな」


そして笑う高杉。それに少し厨二感を感じるのは私だけであろうか。左の神威くんを見たらにこにこしてるのでおそらく私だけだろう。



「まァ頑張ってよ」


「…行ってくらァ」


「いってらっしゃい。応援するからね!神威くんと!」


「頼んまァ」


「え?俺も?やだよ、大声だせないモン」


「いいからやるんだよ!!」


「はーい」



そこである記憶が蘇る。


『ちゃんと応援もするし!』


『どういう風に?』


『三三七拍子するよ!』


『それは楽しみでィ』


それを思い出し、思わず「無理だ…」と声に出してしまう。それを神威くんは聞き逃さず「何が?」と聞き返してくる。


「いや、さァ。体育祭の前、そうくんのことも応援するって言っちゃったんだよね」



すると神威くんは「はァ?それ無理でしょやめときなよ」と顔を歪めて言う。


「神威くんって案外私のこと嫌ってないよね。さっきも庇ってくれたし」


「そりゃァね。だって俺達は親友だろ?」


そうニヤリと笑う神威くん。それにめちゃくちゃ嬉しくなってはしゃぎ倒し、物を壊したことは先生には秘密。


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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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ミズキ(プロフ) - 亜水さん» わかります。。この小説は私の憧れを詰め込んでます笑 (2019年9月8日 8時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - いいなー、こんな日常。ふとしたところで幸せを感じそう。 (2019年9月7日 23時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!亀更新ですが応援してくださると嬉しいです、!(><) (2019年8月16日 19時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とっても面白いこの作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミズキ | 作成日時:2019年4月7日 20時

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